今年の原爆記念日、8月6日(月)。
私はダウンした。
仕事と家庭で大きなストレスを抱えていたその前日の夜、
父と座って長話をしている最中にグラリと崩れ落ちそうなメマイを感じて
「もう寝るわ。」
とベッドに入ったのだけれど翌朝になってもメマイは治まらず、
泥酔したサラリーマンのような千鳥足でまっすぐ歩くことが出来なかった。
熱中症か?メニエル病を発症したか?はたまた更年期障害が出たか?
今年はひどく夏バテしていたけれど、貧血のメマイとは違うし吐き気もあったので、
大事を取って仕事を休み、かかりつけ医を受診した。
診察の結果、
「夏の疲れが出たかな?」
と言われて点滴を受けた。
ひどいメマイは1日だけで済んだけれど、後頭部のさらに後ろのあたり、
例えて言うなら私の背後霊がグラリと揺らぐような不思議な感覚のメマイは夏の間中続いた。
そして昨日の夕方のこと。
職場=介護施設で椅子から立ち上がろうとした爺様がよろけて転倒しそうになり、
それを全力でかばおうとした私は全力で自分の右膝を強打した。
そのあまりの痛さに、何でどうやって打ってしまったのか記憶が飛んでしまったほど。
おそらく・・・だけど、爺様の椅子でぶつけたのだと思われる。
本当にかなりの強打だったらしく、
時間が経つとともに普通に歩くのが難しくなってきて、
帰宅する頃には膝が熱を帯びて腫れてくるし、
夜中も寝返りをうつたびに痛みで目が覚めた。
幸い今日はシフト休日だったので、念のために整形外科を受診した。
レントゲン撮影の結果、骨折はしていないことが分かってホッとしたけれど、
「おでこにタンコブが出来たのと同じ状態です。」
とのこと。
たしかに、ポコッと腫れていて紫色になってきた。
そして想像していた通り、全身に筋肉痛が出てきた。
「できれば膝に力がかからないようにしたほうがいいんですけど、介護職じゃあ難しいですね。」
と理学療法士に言われた。
私の職場には、車椅子に乗った重量の婆様をかばって利き腕の肘を痛めてしまい、
そのケガは数年かけて悪化していき、
この夏、ついに手術せざるを得なくなった先輩がいる。
自分で選んだ道だけれど、介護職って楽じゃない。