“痛み”について。 | makichantoshのブログ

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Yahoo!ブログから引っ越してきました。
子宮筋腫闘病記から始めたブログが、今ではただの徒然日記になっています(苦笑)

手術後3日目だったと思う。

看護師さんから、
“痛み”に関するアンケートに協力してほしいと頼まれた。

わたされたアンケート用紙の“まえがき”には、
手術後の痛みに関して、

  手術は痛いのが当たり前だ。
  夜中にナースコールを鳴らして看護師さんを呼ぶのが、ためらわれる。
  少々の痛みは我慢しよう。
  痛み止めの薬は身体に悪い。
  痛み止めの薬を頻回には使用すべきでない。

などということは、昔の話で、逆に、

  不必要に痛みを我慢すれば痛みのストレスのため
  かえって身体に悪影響を与えることになる。
  最近は積極的に痛み止めの薬を投与し、
  痛みを取り除いて、ストレスのない状態を維持することが重要と考えられている。
  でも、いまだに誤解が多いので、今後の参考にさせて欲しい・・・

ということが書いてあった。

ふむふむ。なるほど。
アンケートに答えていく私。

でもさあ・・・。

フと思いました。

私たち患者は、いわば、ズブの素人。
“痛み”の基準がわからないわけですよ。

私の場合、「この痛みは我慢できない!」と思ったときは
ちゃんと訴えて痛み止めの注射を打ってもらったけど、

『我慢できなくはないけど、眠ることは出来ない。』

くらいの痛みが何日も続きました。
それって、どうなの?

我慢できなくはないのよ。確かに。
でも、朝も昼も夜も夜中も、ず~っと眠れないのよ。痛いから。

それに、
今までの長い間、
毎月毎月、あの生理の激痛に耐えてきたんだし、
「この痛みさえ我慢すれば、あの辛い生理生活から開放されるんだ!」
と思えば、そりゃ~、我慢出来ますわよ?

でも、痛いことに違いはないのです。

なので、
この記事を読んでいる、これから手術を受けられる人。
ぜひ、看護師さんに訊いてみてください。

「“痛みの基準”を教えてください。」って。

私も入院中に、
「痛かったら言ってくださいね。」
って、何度も看護師さんに言われましたし、
入院前にも、
「我慢しなくていいからね。」とか
「遠慮なく言っていいからね。」と
いろんな人からアドバイスを頂いていました。

でも、それって、
『我慢できない痛み。』のことなのか?
『我慢できなくはないけど、眠ることは出来ない。』くらいの痛みでも言っていいのか?
それとも、
『まったく痛みを感じない。=無痛。』な状態になるまで訴え続けていいのか?

わかりませんでした。

もともと私は、痛みに強いほうだとは言えませんが、でも、
“ビビリの痛がり屋”ではありません。(笑)

なので、今回の手術後の痛みに関しては
どちらかというと、我慢したほうだと思っています。

だけど、結果としてそれでよかったのかどうか・・・?
実際、痛くて眠れない日々を過ごしたわけですからネ。

そして、もうひとつ。

看護師さんへ“痛み”を上手に伝えるのも、ポイントだと思いました。

痛みの強さ:どのくらい痛いのか(軽い、中くらい、強い)

痛みの経過や性質:
  いつから?持続しているか、時々か?
  どの部位に?(お腹全体、下腹部、傷口、子宮そのもの)
  どんな性質?(うずく、さしこむ、押さえつけられる、刺すような、等。
           例えば、ギリギリ痛む、シクシク痛む、下痢のような痛み、殴られたような痛み、
           肉を摘んだときのような痛み、という表現の仕方でもいいと思います。)

これって、子宮筋腫の手術に限らず、
怪我や他の病気で病院へ行ったときに、役に立つと思いませんか?