それからの1週間は、何をするにも上の空だった。
父が脳梗塞になってから、
みるみる痩せていく母には私の子宮筋腫の事は言えなかったし、
もちろん、父にも言えなかった。
恥ずかしいのではなく、心配をかけたくなかったからだ。
だけど、
一人で抱え込むには辛すぎて、
妹には告白した。
2人で泣いた。
前回書いたように、
子宮筋腫に関してまったくの無知だった私は
それからの毎日、ネットで情報を集めまくった。
“筋腫=癌”ではないことはわかったけれど、
気持ちはちっとも晴れなかった。
毎日毎日、家族に気づかれないように、お風呂で泣いた。