週末からこっち、真冬並みに寒くなりましたね!
これが平年並みなのかな???
今日はわりとお天気良いのでひなたは暖かいですが、一歩外に出るともう…(>_<)
この土曜日は恒例の実家クリスマスパーティーでした。
金曜日夜から雪の予報が出ていたので警戒していましたが、チラッと降っただけで積もらなかったので一安心ε-(´∀`; )
ケーキ買って持っていって、兄の淹れる珈琲を飲みながら食べて、夜は母のご馳走を食べて、プレゼント交換をして…と毎年変わらないイベントですが、この歳になると変わらないことがホッとするというか。
みんなが健康でいてくれてこそのイベントですからね。
このご時世に何事もなく集まれるというのも、ありがたい話です。
実家のクリスマスグッズ☆(ほんの一部^^;)
コレも毎年恒例のお楽しみです♪
さて、本題です。
今日は紅茶のお話からは少し離れて、いつもと違ったお話を。
はちみつバード クリスマス特別企画『#THIS IS ME』に参加させていただきます♪
ちょっと真面目な、というか重いお話になるかな…?
でもここ数ヶ月、ずっと考え続けていたことで、書きたいなぁ…でも書いてもいいのかな…とぐるぐるしていました。
今回はちみつバードが休止になるということで、最後のクリスマス特別企画のテーマが『#THIS IS ME』と知った時、これはこのお話を書きなさいという神のおぼしめしかも?!と思いました(大袈裟?^^;)
いろんな論点から、いろんな立場からの、いろんな意見があるのかもしれないけれど。
とりあえず自分の気持ちを整理するためにも、ここに書かせていただくことに決めました。
この春まで6年近く、不妊治療のクリニックに通っていました。
タイミング法から始めて、人工受精、体外受精、顕微受精…とステップアップを重ねましたが、赤ちゃんを授かることはできませんでした。
まぁ治療を始めたのが40歳と遅かったことと、10年前に卵巣嚢腫と子宮筋腫、子宮内膜ポリープを患って片方の卵巣を摘出していたこと、いろいろな要因はあったのかもですが。
それでもずっとお母さんになることを夢見て、頑張り過ぎないようにしつつも毎月毎週クリニックに通い、薬を飲み、時には注射を打ち、努力をしてきました。
今年の3月に採れた卵子が久しぶりに受精卵まで進んで、ひょっとしたらこのまま順調に育ってくれてお腹に戻せるかも…と期待をしていたのですが、細胞分裂が途中で止まってしまいました。
これまでは「はいまた来月〜」と頑張ってきたのですが、「また来月」の4月にはわたしも46歳、相方様は50歳になるタイミング。
そろそろいいかげん経済的にも厳しくなってきていたし。
…そろそろ潮時かなぁ…諦めるしか、ないかも。
頭ではそうは思っていても、感情は追いついてくれませんでした。
同い年の芸能人の方が不妊治療の末妊娠した、なんてニュースも飛び込んできたりして、わたしの気持ちを揺さぶります。
まだ頑張ればチャンスはあるかもしれない、なんてなかなか諦め切れません。
もやもやずるずる気持ちに区切りがつかないままクリニックに行くのをやめて、夏がきて、秋がきて。
生理も来たり来なかったり、更年期の症状っぽい感じも出てきたり。
さすがにもう子供を望むことは無理みたい…。
この先、自分の人生ってどうなってしまうんだろう…。
とても恐怖を覚えました。
今まで子供を産んで育てて…というシナリオしか描いてこなかったし、そういう未来にしか目を向けてこなかった。
いざ子供のいない人生を考えてみても、全然想像ができなかったのです。
もちろん子供のいない女性も世の中にはたくさんいますし、身近にもいらっしゃいます。
わたしの知っている子供のいない女性は、みんな自分の進みたい道に邁進してらして、キラキラしていてとても素敵な方たちばかりです。
そんなみなさまみたいに、わたしはなれる?
自分の進みたい道に向かって、キラキラできる???
…自信が、全くありません。
そもそも自分がしたいことって何だっけ?
紅茶も書くことも好き、したいことだとは思う。
でも元々紅茶の資格を取ったりブログを始めたりしたのは、一番したいことができない状況だったから始めたことだったんじゃなかったっけ?
一番したかったことは、子供を産んで、育てることだった。
それが叶わない今、わたしはこれからどうやって生きていったらいいんだろう?
…正直、9月10月くらいはこんな感じでもやもやぐるぐる停滞していました。
TVで親子の仲の良いシーンなんか観ると、あぁわたしにはああいう未来はもうやってこないんだ、なんて心が痛くなりました。
生理用品のCMを観ても、何のために毎月痛い思いをして血を流していたのか…とむなしくなったり。
もう今世では赤ちゃんを授かれないのなら、今死んだとしても構わないかな…来世に期待するしかないかな…とまで考えるほど、気分が落ちていました、実は。
相方様とふたりの生活に不満なんかないし、十分幸せです。
でも本当の幸せは、子供のいる人生にあるんじゃないか…そう思っていました。
頭では幸せは子供のいるいないに関わらないとわかっていても、子供のいない人生なんてつまらないし、わたしの望んだ未来じゃない!という思いが手放せません。
そんな時、たまたまとあるブロガーさんの記事で出会ったのがFlowというPodcast。
キャスターのMayumiさんの志と声に、ロールモデルさんやリスナーさんとの対談に、とても勇気づけられました。
少しずつ、落ち込んでいた気持ちが浮上してきて、自分に何ができるかを前向きに考えられるようになってきました。
わたしにできることはなんだろう?
そんなことを考えながら、先日のはちみつバードの記事を書いていました。
記事が更新されて、いろいろ感想やコメントをいただき、そして気づきました。
わたしの経験を、必要としている人がどこかにいるんじゃない?
参考にしてくれる人がいるんじゃない?
参考に、ではなくても反面教師というか、ああはなりたくないよね〜と思ってくれる人がいるんじゃない?
はちみつバードでは今まで自分の過去を振り返っていろいろ書いてきました。
わたしの過去の恥ずかしい経験、苦い経験、ちょっとヒリヒリした経験、たまにはキュンとする経験、これらはひょっとしたら読んでくださった誰かの背中を押したり力になったり、一歩踏み出したり踏みとどまったりのお役に立てたかもしれない。
同様に、不妊治療をしても赤ちゃんを授かれなかったわたしの経験を、必要としている人がいるかもしれない。
不妊治療で赤ちゃんを授かった人の成功体験はネットでググればたくさん出てきます。
でも逆に、不妊治療を諦めた心のもやもやを語ったり、子供のいない人生について悲観的でなく明るく語ってくれるような話は全然出てこないんですよね〜とPodcastでMayumiさんもおっしゃっていました。
出てこないから、わたしのように不妊治療をリタイアしてさぁこれからどう生きていこうか、となった時に道標となるものが全くなくて、ただただ不安でしかなくなってしまう。
経験者が深刻じゃなく真摯に語ることが、その道標に、暗闇の中の北極星になるんじゃない?
また、世の中に不妊治療を諦めて子供のいない人生を送ると決心した女性は、少数派かもしれませんが少なからずいると思うんです。
不妊治療してるよ〜、とかってあんまり友達にも気軽にできない話題なので(わたしもごくごく一部の友達にしか話してませんでした)、知らない人は知らないし、身近にもいないと思われているかもしれませんが…。
クリニックに行くと常に待合室は満員で、その全員が100%妊娠できるわけではない(本当は100%であってくれたらいいのに…)となると、わたしが想像しているよりひょっとしたら多いのかもしれません。
不妊治療すれば授かるんでしょ?って、わたしも思っていました。
子供を望んでも叶わないことがあるなんて、知らなかった。
誰も話さないから、関係ない人は知らない。
誰も話さないから、いないものとされてしまう。
誰も話さないから、いざ自分がそうなった時どうしていいかわからない。
不妊治療について、子供のいない人生について、もっとオープンに話せる世の中になるといいな、と思いました。
わたしがこうして書くことで、同じように子供がいないことで不安に感じている人に、あぁ、わたしだけじゃないんだ、って思ってもらえたらいいな。
子供がいる人にも、子供がいないという人生もあって、それで不幸だってこともないんだよ、って知ってもらえたら。
うまく言えないけど、そう思って思い切って書きました。
前向きに考えられるようになってきて、ここ数週間で、新しい夢ができました。
夢というほどまだ具体的ではないのですが。
不妊治療を頑張っていて、ちょっとしんどいな…と思っていたり、不妊治療を諦めて、これからどうしようか不安だな…と思っていたりする人が、ほんのひとときでもホッとできるような場というか時間というか、そんな感じのものを紅茶で提供できたらなぁ、なんて漠然とですが考えています。
わたしは今までの人生で辛かったりしんどかったりした時、いつも紅茶に安らぎや癒しを与えてもらいました。
そんなホッとできる紅茶のひとときを、なんらかの方法でお伝えしたい。
そしてそこからだんだん広げていって、子育て中のお母さんたちにも、お仕事を頑張っている女性たちにも、あらゆる年代の女性たちにも、紅茶でホッとするということを広めていけたらいいな…なんて。
前々から紅茶で癒しを…そしてその延長線上に平和な世界を…ということは考えていました。
自分が紅茶を飲んでホッとできたら、周りの人にも穏やかに接することができる。
奥さんが紅茶を飲んでホッとできたら、旦那さんにも穏やかに接することができる。
お母さんが紅茶を飲んでホッとできたら、お子さんにも穏やかに接することができる。
上司である自分が紅茶を飲んでホッとできたら、部下にも穏やかに接することができる。
…以下いろんなシチュエーションを当てはめることができますよね。
みんながそうしていくうちに、穏やかさの連鎖が波及していく。
つまり、紅茶で世界を穏やかに、平和にすることができるんじゃないかと思うんです。
紅茶で世界平和、までの道のりは全然遠いと思いますが、まずはここから。
わたしが今回『#THIS IS ME』の場をお借りして不妊治療のことをお話ししたのは、いつもの常連さんの読者様だけでなく、普段接点のないたくさんの人に読んでもらえるだろうと思ったからです。
わたしがここで不妊治療のことを語ることで、同じような経験を今している人に、勇気や元気などなんらかの力が届いたら嬉しいです。
わたしはカウンセラーでもなんでもありませんが、そんな人ひとりひとりに紅茶を淹れてあげれたらいいのになぁ。
もしよかったらZoomでもいいので一緒にお茶しましょう♪
また、不妊治療のことを全く知らない人たちに、そんな思いを抱いている人がいるんだ…と知ってもらえたら嬉しいです。
これからは多様化の時代…こういうことからも、マイノリティの声が届く世界になっていってほしいと思います。
あぁ、めちゃくちゃ長い…。
長すぎる文章でごめんなさい。
ここまで読んでくださったあなた、本当に感謝いたします。
ありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。
文字ばかりなのでちょっとブレイク写真^^;
わたしの『#THIS IS ME』は、
不妊治療をして、結果子供を授かることはできなかったけど、わたしはこれからも幸せに生きていきます!
という決意表明です。
そして紅茶で世界平和を、本気で考えていきます。
これも決意表明ですね(^^)
こんなすずまきですが、応援してくれるととても嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします!
最後になりましたが。
はちみつバードはわたしにとって、自分の過去と向き合えるかけがえのない場でした。
そして改めてわたしは書くことが好きだなぁとしみじみ思わせてくれた場でした。
そんな素敵な場と出逢わせてくれて、こんなクリスマス特別企画を用意してくださった夏色インコさん、本当にありがとうございました!
はちみつバードが休止になるのは本当に寂しいです。
いつかまた、再開されることを心待ちにしています♪( ´▽`)