先日、機内でベイマックスを観たという記事を書きましたが、トランジット便だったので時間がたっぷりあり、ひたすら映画を観ていました。
もうひとつ、Big Eyesという映画を観ました。ティム・バートン監督作で、日本では今年の1月に公開されています。
大きな瞳(Big Eyes)を持つ子供の絵を描くアーティストの話なのですが、アーティストとして純粋に活動することと、商売人として生計を立てていく必要性との間の葛藤に共感を覚えました。
個人で起業を目指す方なら、おそらくお分かりいただける葛藤じゃないかと思います。
なまじ自分の中に専門的な分野があると、それをベースにして起業する場合が多いと思いますが、自分の専門分野で起業した場合、その分野を他人の手に委ねたくないという思いに駆られると思います。
でも、起業家としてビジネスを拡大していく場合、自分自身がいつまでもプレーヤーでいてはいけないのです。あくまでも注力すべきは、ビジネスの仕組み作りと、キャッシュフローの管理です。
同じような話は、会社内でもよくある話ですね。
プレーヤーとして現場に近い部分で活躍するか。それとも、キャリアを選んで、経営に近い部分で活躍するか。後者の方が給料は増えますが、具体的に案件に関われる機会は減ってしまいますね。踊る大捜査線でいうところの青島と室井みたいなものですね(ご存じない方はこちら→踊る大捜査線登場人物一覧)。
特に私のようにDIYをテーマに起業を考えている場合は、非常に葛藤が多くなります。
なぜなら、DIY=Do It Yourselfを志向することは、基本的に自分の力で何かをカタチにしたいという想いがベースにあり、他人と協働してビジネスの仕組みを築く必要のある起業家の志向とは相反するからです。
この場合、打開策としては、自分自身がDIYの分野に“それなりに”通になってからスモールビジネスを展開していくことが考えられます。
世の中には腕のあるDIYerが数多くいますから、技術面でそのトップに立ってから起業しようなどと思っていては、多分一生起業なんてできないでしょう。
かといって、大した人脈や統率力もないのに、まるっきりど素人の状態で参入しても、すぐに舵取りを奪われてしまいます。
ですので、間をとって、“ある程度”先を走っている状態で起業するのが良いかなと思います。
もちろん、賛否両論あると思いますが。
先日記事に書いた総合力の話じゃないですが、その辺のバランス感覚も起業的には大事になってくるのかなーと、勝手に思っています。
