ハッキリと、あっさりと告げられた。
 
「嫉妬してるよ」
 
…自覚あったのか、が、正直な感想。笑
 
 
真顔で言われたもんだから、動揺しすぎて机に頭ぶつけて。
「え?!」って言ったら、「ばーか」って笑われたけど。
 
そか、嫉妬されるくらいには想ってくれてるんだって、嬉しくなって。
 
 
いろいろ人間関係で揉めて、ギャーって叫んで、その帰り。
込み上げてきた何かを抑えようとして、でも、縋るにはいられなくて。
いろいろなものがぐちゃぐちゃになって、思わず、泣いちゃって。
だけど抱き寄せてくれた。頭を撫でてくれた。
「頑張ったな」って、笑顔を向けてくれた。
泣きやむまで傍にいてくれた。励ましてくれた。
 
で。
少し落ち着いたあと、先輩が照れ笑いして。
「だけどお前が泣いてくれるようになって、嬉しいかも。」
「その代わり、先輩にしか泣けなくなりましたよ?」
「そりゃ、光栄だ。」
 
…なんだこの男前。笑
 
 
あぁでも、ホント好きだなあ。嫉妬してるよ発言、嬉しいかも発言。
 
 
極めつけは、昨日のある出来事。
 
人ごみにまぎれそうになってたら、何かが私の手を掴んだ。
そのまま引っ張られた。
先輩、だった。
「大丈夫か?」
そう言って、私の手をぎゅっと握って、そのまま無言でしばらく歩いて。
その手は直ぐに離れてしまったけど、ドキドキ、した。
思い出すだけでニヤニヤしてしまう。
そして今日もしばらく二人きり…!ど、どうしよう!
先輩が、嫉妬してくれて、た。
多分本人は嫉妬してるなんて思ってないよ。
自惚れかもしれないけどさ、そうかもしれないけどさ。
私だったら、それを嫉妬と呼ぶ…よ?
 
 
「アイツとお前が騒いでるの見ると、イライラする」
「アイツ、お前のこと全部知ってるって感じで話すけどさ。俺の方が1年付き合い長いし?俺の方がお前のこと知ってるよ。」
 
 
思わず微笑んでしまった。
気恥かしさと、純粋に嬉しいって気持ちと、少しだけ悲しいって気持ちで。
 
私がどんな気持ちでいるか知らない癖に、ね。

辛くて苦しい時、どうしても浮かんでしまう、あの人の顔。


電話をしたくなった。
声が聞きたくなった。
慰めてほしかった。

でも、それじゃ迷惑かかるから。



だけどしておけばよかったかなと、ほんの少し後悔。



好き云々ともかく。
ホント信頼してるんだなぁ、とか。
依存もしてるし。


他の人から見れば「依存してない。自立してるじゃない。」って。
でも、こんなに依存したのは初めてだから。
そんなに目立たない依存でも、私の中では大きな依存。


会いたい。
抱きしめてほしい。
話を聞いてほしい。
頭を撫でてほしい。



こんな時に浮かぶのは、いつもあの人の優しい笑顔。