平岡陽明『ぼくもだよ 神楽坂の奇跡の木曜日』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

図書館本。

 

眼の見えない書評家としがない古本屋の店主が主人公のストーリー。

 

書評化担当の編集者を間に挟み「奇跡の出会い」があるわけですが、さすがに少々作者都合が過ぎるような気がしました。

ただ、テンポは非常に良く読後感も爽やかなので、通勤のお供には適していると思います。

 

編集者が新〇社設定なのか神楽坂が舞台のため、龍公亭や松の実などよく知っているお店が多々登場してきたのは興味深かった。

今ではかなり減ってきていますが、「版元のたまり場」や「著者先生こだわりの店」的な場が数多く存在し、風情があって個人的には好きな街です。