図書館本。
『リング』シリーズ作品。
1995年放送の2時間ドラマで初めて『リング』を知ったときは実に衝撃で、その後すぐに単行本を買ってしまいました。
『らせん』も及第点ではありましたが、『ループ』で前2作の舞台が実は〇〇というとんでもネタでどん底に落とされ…。
縄文の土偶から始まり古事記、ギリシャ神話、役行者…。
いろいろとネタがとっ散らかっているうえに、そうは言っても舞台はどうせ〇〇だしなぁ、と思うとあまり真剣に読んでいられません。
(前日譚が載っている『バースディ』はまだマシでしたが)今作はさらに貞子の器が矮小化。
貞子がベラベラと喋るうえに、あの強烈な恨みのもとは結局〇〇喧嘩かい! とツッコミたくもなります。
蛇足を辞書で引いたらこのシリーズが出てきそうな勢い。
キレイに『リング』だけで完結させておけばよかったのにと思います。