井上夢人『魔法使いの弟子たち』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

たまには跳ばずに観るFOOTBALL

秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

図書館本。

 

未知のウィルスが蔓延した中で生還した主人公たちに、後遺症として「超能力」とも呼ぶべき力が備わるのだが…というお話。

最初こそコロナ禍を思わせる現実的な展開だったのですが、能力の発現あたりから徐々にSFチックになり、終盤は完全に『童夢』の世界。

漫画なら良いのかもしれませんが、小説だとやや粗が目立ち、決着も定番のガッカリオチなのは残念でした。

 

稀代のストーリーテラーなだけに、物語のスピード感は抜群でしたがやや期待はずれ。

ウィルスと細菌の区別があまりついてないような気もしました。