図書館本。
未知のウィルスが蔓延した中で生還した主人公たちに、後遺症として「超能力」とも呼ぶべき力が備わるのだが…というお話。
最初こそコロナ禍を思わせる現実的な展開だったのですが、能力の発現あたりから徐々にSFチックになり、終盤は完全に『童夢』の世界。
漫画なら良いのかもしれませんが、小説だとやや粗が目立ち、決着も定番のガッカリオチなのは残念でした。
稀代のストーリーテラーなだけに、物語のスピード感は抜群でしたがやや期待はずれ。
ウィルスと細菌の区別があまりついてないような気もしました。