図書館本。
10年以上前に読んだ『チルドレン』の続編。
小林祐梨子さんが五輪5000m予選で1秒足らずに敗退した時期に読んでたらしい。
そりゃ覚えてないわけですわ。
とはいえ、こちらは覚えていた裏主人公の「陣内」の存在感は今回も抜群でした。
多様性を謳おうものなら「そんなもんどこが多様性なんだ普通だろ」と返すタイプ。
常識にとらわれないというかむしろ非常識ですが、そこがミソなんでしょう。
エンタメ路線で著者都合の偶然が続くのは置いといて、会話の妙はさすがの一言。
近年はこれはちょっと、と思う作品も多かった著者作品ですが、面白かった。