伊坂幸太郎『サブマリン』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

図書館本。

 

10年以上前に読んだ『チルドレン』の続編。

小林祐梨子さんが五輪5000m予選で1秒足らずに敗退した時期に読んでたらしい。

そりゃ覚えてないわけですわ。

 

とはいえ、こちらは覚えていた裏主人公の「陣内」の存在感は今回も抜群でした。

多様性を謳おうものなら「そんなもんどこが多様性なんだ普通だろ」と返すタイプ。

常識にとらわれないというかむしろ非常識ですが、そこがミソなんでしょう。

エンタメ路線で著者都合の偶然が続くのは置いといて、会話の妙はさすがの一言。

 

近年はこれはちょっと、と思う作品も多かった著者作品ですが、面白かった。