大沢在昌『帰去来』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

 

図書館本。

 

警察・刑事小説と思いきや、タイムスリップというかパラレルワールドが絡むSFモノ。

物語自体は面白くないわけではないが、プロットはやや月並み。

 

「別の世界の人間になる」「人が入れ替わる」という設定自体は別にいいんだけど、

業務上の経費書類の出し方やら稟議書の書き方とか身近なところで詰むよなぁ。

「転校生」みたいな子ども同士の男女の入れ替わり程度ならまだ何とかなると思うが。

 

現実に当てはめていくと、どうにも感情移入しづらいので、普通の舞台設定の方がありがたい。