三崎亜紀『海に沈んだ町』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

たまには跳ばずに観るFOOTBALL

秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

海に沈んだ町 (朝日文庫)/朝日新聞出版
¥価格不明
Amazon.co.jp
図書館本、ラスト。

通勤1往復で読破。
人よりも読む速度が早いのか、アルコール同様燃費が悪いと自分でも思うわ。

こうやって記事に残すのはどちらかといえば備忘録。
一度買った&読んだ本を確認する術のひとつです。

発想が独特の三崎ワールド全開な短編集。
すでに日常に存在しているものに新たな設定を与えるのが特徴。
昔の「ごっつ」の溶接のコント(「溶接」が思春期のエロ本扱い)が、実は非常に近い(マジで)。

哀しいストーリーも多いのだけど、読後感は決して悪くない。
ただ、個人的には恒川光太郎あたりが紡ぐ物語に比べると、少し物足りなさも感じます。