- いまひとたびの/新潮社
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図書館本。
昨日はバス移動であまり読み進まなかった。
自分や身近な人の「死」をテーマにした9つの短編。
中高生でも読めるような本が続いていたので、たまには大人テイストな一冊を読んでみた。
シミタツ節は健在だし、何といってもこの方は情景描写が抜群ですな。
大きな事件が起こるわけではないものの、話の収束の仕方が実に秀逸。
テーマが重いし若い読者にはこの味は読み込めないかもしれないが、間違いなく傑作でしょう。