有川浩『旅猫リポート』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

旅猫リポート (講談社文庫)/講談社
¥691
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嫁が買って読み終わったのを借りました。
通勤2往復で読破。読みやすいです。

愛猫をある事情により手放すことになった飼い主・サトル。
サトルは猫の「ナナ」を連れ、引き取ってくれるという友人を訪ねていくが・・・というお話。

物語の語り手は「ナナ」自身。
その語り口の軽妙さは伊坂幸太郎「夜の国のクーパー」に匹敵する。お見事。

切なくも、やさしい世界の物語。
猫好きは目から汗が流れ出ること必至である。

唯一、好みの問題で仕方ないことだが、装丁のイラストイメージはこれじゃない