2冊目はこちら。
村上ファンかマラソン好きでなければ、手にとる必要は基本的にない本。
書名はレイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』のパクリインスパイア。
ドンナトキモ槇原の「もう恋なんてしない云々」みたいな曲名と一緒で回りくどいw
- 走ることについて語るときに僕の語ること/村上 春樹
- ¥1,500
- Amazon.co.jp
ただのライターと小説家とでは、ここまで表現力に差が出るのか…
先に紹介したものとあまりに違いすぎ。
嘉門達夫なら「ジミー&ハデー」でネタにできそう(何だそりゃ)。
極端に言えば、先の本を読んだところで毎朝走ろうなど酔狂なことは思わない。
この本を読んだ後だと、携帯のアラームを6時にセットしたくなる。それほどの差だ。
もう25年以上走り続けている著者。
フルのベストは書いてないので分からんけど、記述から推測するに俺より少し速いくらいか。
本の中の写真を見る限りただのオッサンランナーで、隣を走ってても絶対に気づかないと思う。
しっかし、ほぼ毎日10キロを走り続けるというのは、自分には真似できん。
それをストイックじゃなく、自然体でやるあたりが天性のランナーですな。
著者はサロマも11時間台でゴールしている。大したもんだ。
とりあえず、自分の第一目標は完走。
もしも完走できるのなら、彼のタイムを目指してみることにしたい。