和田竜『のぼうの城』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

のぼうの城/和田 竜
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著者はテイエムオペラオーの主戦騎手 …ではない。

直木賞候補作品だっただそうな。


「のぼう」というのは「でくのぼう」の略で、これが城を守る総大将・成田長親。

簡単に言えば、この“役立たず”が名将石田三成の攻城をどうやって凌いだか、というお話。


もちろん長親が一応の主役だが、狂言回しとして家老の正木丹波が話の中心にいる。

非常に流れよく読めるのは、このあたりの設定が巧いからだと思われ。

武闘派の和泉、頭でっかちな戦略家である靱負ら、脇役陣のキャラ立ちもよいですな。


ただ、重厚な歴史ものが好きな人向けではないかも。

あと、三成や長束正家好きは腹立つだろうから、読んではダメです(笑)


たまには跳ばずに観るFOOTBALL-古墳公園2  たまには跳ばずに観るFOOTBALL-古墳公園3
そういえば、三成がこの戦で本陣を敷いたと言われる丸墓山古墳、1年半くらい前に一度行ってる

古墳だらけで、いったいどれがそうなのか思い出せん…

ここに水攻めの跡(石田堤)の名残もあるそうなんだけど。

Jの日程次第だが、行田市鉄剣マラソン も検討してみるかな。