出張に出ると、読書が進む。
以前平日の多くを関西で過ごしてた頃は、それこそかなりの読書量だった。
ダイとマガに加えギャロップなんてのも買ってたのに、文庫2~3冊は必ず持っていった。
で、今回は文庫2冊を読破。
- 伊坂 幸太郎
- アヒルと鴨のコインロッカー
軽い内容かと思って読んだので、想像以上の重さに少し驚いた。
現在と過去を交互にやるスタイルは特に目新しくもないのだが、効果抜群。
一気に読んだ。キャラが立っているのもいい。
平凡な大学の友人(山田・佐藤)の設定が登場人物を際立たすスパイスになっている。
映像化されるらしいけど、あまり観たくはないかな。
自分の作ったこの物語の世界観が崩れちまいそうで。
- 島田 荘司
- 光る鶴 吉敷竹史シリーズ16
もう一冊はこちら。
短編集だが、ごくごく普通の出来かなぁ。相変わらず当たり外れの大きな著者です。
「光る鶴」…島田氏の語る冤罪系はもうノンフィクションの方がいいかも。
「吉敷竹史 18歳の肖像」…そんなに嫌いじゃない
「電車最中」・・・なんじゃこりゃ。