僕ら人間は誰だって
万遍の理由を背負って
屈託ない笑みを作って
厳しい世界と睨めっこ

もう少し大人になれば
生きる理由をくれますか

暖かい思い出なんて無駄
エネルギーにならない と
いつか聞いた安い台詞で
嘘を信念とする憂鬱荒らし

ありきたりな物ばかり
世の中に繁栄してる

音は空気に伝わって
他人に意思を届ける
たまに憎く感じるけど
やっぱり便利に思う

人はいつから地球を
支配し始めたんだろう

止め処ない風が吹いてる
向かい風だった筈のそれは
進行方向を変えただけで
スグに追い風になったんだ

嘘も方便、随所で言いふらす
突き通す嘘は真実に変わる


10代最後の年が迫ってくる
大人になる準備は出来てない
それでも今日は明日に変わる
せめて笑って過ぎ行きたい


…だから笑って過ぎれば良い。
この先ずっと。ずっとずっと。
むしろ、憂鬱なんて

生まれた時からだったろう?


嘘を並べた肉体関係だって
裏を返せば皆寂しがり屋で


空っぽな時に限って
他で埋めたくなる癖に


公園のブランコが軋む
その音を尻目に君は泣く


伝わらない思いだからこそ
大切にしたいってだけなのに


考えるだけ難しいから
答は明日の風まかせにして


君の写真は要らない
思い出にしたくないから


その文字の下手さが
僕はお気に入りだったのに




いつから手紙が
Eメールになって

いつから言葉が
曖昧なものになって

いつから本当を
嘘で隠す様になって



いつから、この恋愛を
鬱陶しくなったの?


面倒ならばやめればいい。

そう思えるならやめるべきだ。



引き際が肝心だ、と言える僕は

失恋にも慣れてきたんだろう。




…いや。




むしろ、憂鬱なんて

生まれた時からだったろう?
人肌から流れる優しさを
両手で掬い取ってみた
それは絹の様に柔かく
それぞれ違う匂いがする

人として成る事は
そう簡単じゃない

例えば四肢の自由を
突然奪われようとも
僕のこの辛辣な力は
奪えるはずないから

生きる事で伝えたい
本当に大事なものを

大切なもの一つ護るのに
肉体なんて必要ない
頭一つになったとしても
護り抜く覚悟がある

それ位の意思がないと
強くなれないと思った

傷を負った天使達は
誰よりも慈悲深くて
そんな彼等を見る度
僕はいつも心苦しくて

尖ったナイフに映る
その笑顔に触りたい



生きる事に後悔なんてない。