むしろ、憂鬱なんて

生まれた時からだったろう?


嘘を並べた肉体関係だって
裏を返せば皆寂しがり屋で


空っぽな時に限って
他で埋めたくなる癖に


公園のブランコが軋む
その音を尻目に君は泣く


伝わらない思いだからこそ
大切にしたいってだけなのに


考えるだけ難しいから
答は明日の風まかせにして


君の写真は要らない
思い出にしたくないから


その文字の下手さが
僕はお気に入りだったのに




いつから手紙が
Eメールになって

いつから言葉が
曖昧なものになって

いつから本当を
嘘で隠す様になって



いつから、この恋愛を
鬱陶しくなったの?


面倒ならばやめればいい。

そう思えるならやめるべきだ。



引き際が肝心だ、と言える僕は

失恋にも慣れてきたんだろう。




…いや。




むしろ、憂鬱なんて

生まれた時からだったろう?