こんにちは、堀川久美子です。
商品づくりをするときには、
その商品のコンセプトと
購入してもらいたいターゲットと
その商品からつくりたい売上のバランスを考えて
商品スペックを決めていきます。
『普通の辛さじゃぜんぜん物足りない
超超超辛党の人のための激激激辛ラーメン』
というコンセプトとターゲットの
カップラーメンを作るとすると、
普通の人は度外視して
辛いものが平気な人だけを
ターゲットに絞り込み、
とにかく唐辛子を鬼盛りにすることが
ポイントになります。
万人受けは望めないけれど
(私は絶対買いません…)
一部のコアなターゲットが
ファンになってリピートしてくれることを狙っているので
激激激辛でもいいんです。
一方で、
『あんまり辛いのは得意じゃないけど、
おいしさの中のアクセントとしての辛さ程度であれば
大丈夫。
旨味の利いたちょっとスパイシーなおいしいラーメンが
食べたい人のための旨ちょい辛ラーメン』
というコンセプトとターゲットのカップラーメンであれば、
唐辛子よりも野菜や魚介類、肉類の出汁を
どううまく利かせるかがポイントになり、
辛さも唐辛子だけでなく花椒や山椒、青唐辛子など
香りのよい辛味をほんのり入れて
旨味の先で幾重にも重なる辛さの余韻を
楽しむことができる商品になるでしょう。
(あ、ちょっと食べたいかも…)
辛さがネックにならないので、
買ってくれる(物理的に食べられる)ターゲット層が広いため
売上も母数が増えた分だけ増えると考えられます。
実際、企業からの依頼で
焼き菓子の商品開発をしていると、
ご指定の材料がすごく味と香り、食感の癖の
強いものである場合がありますが、
これをどのくらい出すかが論点になります。
そして、こういった素材を世に広めたい
メーカー側の希望に反し、
味や食感の癖が強く出てしまうと
売上もあまり伸びないというのが
実際のところです。
そして、使用量を減らして食べやすくすると
その素材に興味はある方も抵抗なく食べられるので
売上も伸びます。
ただ、このコンセプトのとんがり具合を
丸くするときの注意点は、
競合とはちゃんと差別化できていること。
コンセプトを強く打ち出すことと売上は
一般的には反比例することが多いというお話でした。
ご参考まで。
