こんにちは、堀川久美子です。
セミナー講師になるためのコンテンツなどでは
”自分矢印”という言葉がよく登場します。
どういう意味かと言うと、
「自分のことが気になっていたら
(自分に矢印が向いていたら)、
目の前の人を変えることはできない。
相手の変化に意識を向けて
(相手矢印で)
接する必要がある。」
というようなものです。
講師業だけでなく、
営業でも、接客・接客販売でも
ものづくりでも、
お金をもらうかわりに
サービス・商品を提供するという
価値の交換をしています。
ということは、
提供する側の意識が自分に向いていて
お客様を満足させていなければ
それは対価に見合う仕事をしていないことになります。
お客様に怒られるかもしれませんし、
静かにもう来なくなるだけかもしれません。
とにかく、お金をもらう以上、
お客様に何らかの変化を売ることになります。
お客様は、その変化がその対価で得られると期待して、
まだ商品を試さないうちに、サービスを受けないうちに
お金を払うことを決めるのです。
だから、「この商品・サービスを買ったら
こんな変化が得られますよ」と
わかりやすく伝えることが、
売れるポイントになります。
アクセサリーであれば
「このピアスを身につければ
10歳若く見える!」
という変化。
ダイエット食品であれば
「このドリンクを毎朝飲むだけで
1ヶ月で5キロ自然に痩せられる!」
という変化。
スポーツジムであれば
「1週間3回通ってマンツーマンで
1時間トレーニングをするだけで、
1ヶ月で腹筋が割れる!」
という変化。
女性起業家のホームページやブログなどSNSを見ていると、
自分に矢印が向いていて、お客さん目線じゃないな~
と思うものがあります。
例えば、
『痩せて肌がきれいになって玉の輿に乗った私の話』
と聞いて、
「えっ!痩せて肌がきれいになる?どうやって??
しかも玉の輿に乗っちゃったの!?
いいな~、私も乗りたい!
聞かせて聞かせて~~~っ」
となるのが書いた人の意図だと思いますが、
これは書いた人に矢印が向いていて、
再現性ある方法を本当に教えてくれるのか
多くの人が心の中で疑います。
反感さえ買うかもしれません。
一方で、
『痩せて肌がきれいになって玉の輿に乗れる秘密を教えます』
と書いてあると、
相手に向けてノウハウを提供するという
相手矢印になっているので、
「えっ、どんな秘密!?
教えてくれるってことは、
他の人でもできるってこと?
どんな秘密かしら、知りたい!」
と興味を掻き立てます。
ただ単に、
自分ってこんな人で、
こんなことに興味がある人だと知って欲しいとか、
自分の素敵な生活や人脈を見て欲しいというのであれば
それは当然自分矢印になり、
誰かを喜ばせているならそれで構わないのですが、
人に何かを提供することで対価を得ようとしているのならば、
自分矢印ではなく、相手矢印で発信する必要があります。
自分矢印でもモノが売れるのは、
きちんと差別化できた魅力ある高品質の商品だけ。
個人起業家は謙虚に相手矢印が正解ではないかと
思います。
