DIGITAL DIVIDE の正体とは? | ねこ男爵の徒然AWSOME!!なブログ

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1000 Awesome Thingsを見習って、日々の出来事を綴りつつも、経験したこと感じたことを読者の方と共有・共感することを目的としたブログです。

約10日間ぶりのブログをようやく執筆することができた。
この間にも世の中では様々な出来事があった。
 
米国大統領選の最中にトランプ氏が声高に叫んできた
郵便投票における不正の証拠が何と動画として
ジョージア州の公聴会の最中に提示された。
また、ようやく新型コロナに90%以上というとてつもない
予防率を誇るワクチンがファイザーから発表された。
しかもいち早く認可したのは英国のようだ。
やっと人類にとって光明となりそうなニュースに反して
新型コロナによる感染者数は爆発的に増加を続けており
第3波の到来がWHOや各国の保健機関から漏れ伝わる。
ここ日本でも、もはやファシズム&独裁政権と化した
菅政権によるGo Toキャンペーンによる国内の移動の
活発化によって感染者数は急増しており、
つい先日にも東大の研究チームがGo Toとの関連性を
調査した結果をまとめた論文が発表になったばかりだ。
 
以上のような変化を知るためには、
常日頃から自分なりの情報ソースとこれを閲覧するための
環境を整えていなければならないのは昔も今も変わらない。
 
本格的な情報化社会へ移行して25年近くが経過した現代
は、莫大な量の情報が数分の間で更新されるような世界。
 
もはやスマホやパソコンなどの情報端末を1つ以上は必ず
備えが必要になり、また情報へのアクセスに必要なスキル
(スマホ操作や有力な情報サイトのリンク集、まとめサイト等)
を、老若男女問わず個人に求められる状況下だ。
 
しかし、
そのような状況下においても日本人の高齢者(60代以上)や
ガラケー世代で情報への関心度が低い中高年の中には
情報端末を扱うことへの一種のアレルギー反応が見られる。
 
そのように差別化される集団には、自分たちの親類や知人、
場合によっては上司など身の回りの存在が含まれることを
日常生活の中の、ちょっとしたキッカケで再認識することが
最近もあったので、改めて考えてみたい。
 
【参考記事】

 

デジタル・デバイド(情報格差)とは?原因や解決策などわかりやすく解説

情報格差またはデジタル・ディバイドと呼ばれる状況とは
コミュニティの規模に応じて大きく分けて3つあり、それぞれ
国際間、地域間、個人間に見られるものであり、
その根底には情報通信技術の環境や能力格差がある。

言葉で表せば簡単に聞こえるものの、現実にはこれらの
原因となり得る事象は多岐に渡ると考えていい。

政治要因(規制など)や経済要因(キャリア・競争など)に、
技術要因(通信・電気技術)、文化要因(情報感度など)と
挙げればキリがないほどだ。

その中でも個人の行動がに対して直接的要因となるのは
「情報感度」と「習得能力」ではないだろうか。

直観的に、前者の「情報感度」は個人の置かれる環境と
個人の志向性に起因することが真っ先に考えられる。
すなわち、情報の収集が必要とされる環境にあって、
かつ、情報を積極的かつ広範囲に収集しようと行動する、
そのような人物像だ。

また、後者である「習得能力」とは、情報を収集するために
必要となる知識や能力を身に着けるスキルのことである。
こちらは熱意だけカバーできることではなく、認知行動力が
求められるため、高齢になるほど不利となる。

さて、実は先日、私の父が古希(70歳)を迎えたのだが、
父母ともにAround 70であり、簡単スマホに買い替えた。
元々はガラケー使いだったが、父は役職上、会社から支給
されたスマホとパソコンを60代を過ぎてから使うことになり、
母はつい最近までガラホ、昨年にようやくスマホデビュー。

そんな二人がガラケーからスマホに切り替えたからと言って
いきなりガンガンとインターネットで検索したりニュースや
Youtubeを観たりするかと言えば、さにあらず。

結局のところ半年近く経過しても、母がLINEを始めた程度で
父はと言えば相変わらず電話とメール以外に使用しない。
それも当然と言えば当然で、すでに二人とも年金暮らしに
入っており、これまでの生活に極度の不便さを感じるわけも
ないため、情報感度も習得能力も当然ながらとても低い

私が2時間近く付き添って、操作を教えたLINEについては
母だけが数日でスマホ独特のキー入力にも慣れていき、
年齢が近くアクティブかつ外交的性格な姉(叔母)とLINEの
トークでコミュニケーションを頻繁に交わしている。
最近ではストアで絵文字も購入して利用するようになり、
LINEが入口となって情報と接する機会が増加中だ。

父母のケースを見ているだけでも、個人が置かれる環境と
その個人の行動を決める志向性が、情報感度に大きく影響
を及ぼすことが見えてくるのだ。

さて、以上は恐らく私(45歳)と年齢の近い方なら特に共感して
貰えるだろうと想うが、自分の身の回りだけを見ても同様の
状況は他の家庭やコミュニティの中にも見つけられてしまう。

そのような状況下で今、性急に政治が進めようとしている
法案や省庁再編が起きていることはご存じのことだろう。
それは私の以下のブログ記事でも触れたスーパーシティ法
デジタル庁の創設と5Gの強引な推進だ。

【参照したこのブログの記事】
スーパーシティ法案のヤバさは住民目線の欠如。

そもそもスーパーシティ法については、
「経済特区」という名の”無法地帯”が問題の中心となのだが、
この特区内で個人情報が大企業や外国企業によって軽々しく
扱われる危険性を孕んでおり、
デジタルデータの扱いについてはかなりの批判を浴びている。
 
最近ではパブコメ(公開意見募集)が密かに政府ホームページ上
に掲載され、与党側の既成事実化の道具にされている。
こうした情報の所在は広く伝えられていないために、
普段から情報感度を高めている人でも気づけないことが多い。
 
公開している情報も、公開の有無を伝える情報にさえも隠蔽し、
「公開した」という既成事実化の下に悪意ある法案を強行採決
する与党政権の姿はここ8年間以上も続けられてきた現実を
目の当たりにするたびに、大多数の国民に知らされていない
ことへの怒りが沸々と湧き上がる。
 
個人の情報感度や習得能力を高めるだけではこうした事態に
対処できないのは明白で、私もメディアがわざと伝えないこうした
情報は当然ながらSNSを経由してキャッチしている。
即ちそれがデジタルコミュニティであり、現代版の寄り合いなのだ。
 
デジタル・ディバイド(情報格差)は、このデジタルコミュニティへの
参加と情報授受の機会を得られないばかりか、秒進分歩な現代
で生き抜くための知恵を仕入れて賢く生きていくための手段を
自ら放棄する行為とも言えるものだ。
 
私の20年後の世界がどのようになっているかどうかはまだ想像
すらできないのだが、少なくともこれからも情報感度と習得能力を
磨き続けて行きたいと想うし、生きる上で必要だと言い聞かせる。
 
これを読んでくださっている読者の方々にも是非、
改めてご自身の周りの大切な人たちの中にデジタル・ディバイド
されている方がもし居られれば、少しでも関心を向けて貰えるよう
話をされることをお勧めしつつ、筆を置こうと想う次第。
 

 

オリジナルドラマまで、豊富な作品なら。

Hulu

 

 

 

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