Moneyに代わる価値基準はないのだろうか? [前篇] | 徒然AWESOME BLOG

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1000 Awesome Thingsを見習って、日々の出来事を綴りつつも、経験したこと感じたことを読者の方と共有・共感することを目的としたブログです。

我々は日常から「お金」を使うことに慣れている。

馴らされているという表現の方が正しいとも考えられる。

 

戦後の復興以来からずっと続けられてきた財務省による
「財政破綻論」という名のプロパガンダも手伝い、
日本人は紙・貨幣や通貨の持つ本来の用途や意味を忘れ、
「お金」に縛られ続けられてきたのがこれまでの歴史だ。

 

そもそも「お金」とは目に見えない価値を可視化するための
単なる道具に過ぎないということをどれだけの日本人が
きちんと理解できているかは怪しいものだ。

 

何せこれまで、
「信用創造」という言葉もまともに学校で教えて来なかったし、
現代の貨幣・通貨システムがどのような歴史を辿ったかも、
殆どの日本人は知らないだろう。

 

インターネットで情報へのアクセス自由度がそれ以前よりも
飛躍的に高まったがために、我々は漸くそのプロパガンダから
開放される機会を目の前にしているが、
それをあざ笑うようにプロパガンダに染まって朽ちかけても
なおプロパガンダをばら撒く洗脳された自称経済学者の何と
多いことかと辟易する状況は続いている。

 

され、前置きが長くなりすぎたので本題へ。
「お金」というのは単に目に見えない価値を形にしただけの
いわゆるメジャー(測定器)のようなものだ。

1、5、10、50、100、500、1000、2000、5000、10000円という
種類の測定単位があり、それを証明する手形なのだ。

 

手形という表現をしたのには理由があり、
これを銀行へ持ち込み自分の口座へ「振り込み」という手続き
によって銀行から「お金」を発行してもらっているのだ。
このように実は「お金」「紙幣・貨幣」「通貨」とはただの交換権

であり、お金そのものではないことを理解してもらいたいのだ。

 

また、もう一つの事実として、
銀行は借金を依頼された際にもお金を発行する。
本来はこちらの方が意味としては正しいが理解できるだろうか?

 

その理由は、
「お金とは取引を行う際に必要になる」

からなのだ。

それはモノとモノ、モノと行為、行為と行為を社会生活の中で、
経済活動としての取引行為を保証するために必要だからだ。
互いの価値を見える化して取引の合意を形成することを
証明する行為が「お金を受け取る・支払う」ことなのだ。
言い換えれば、「お金」は「価値を証明する機能」を持つのだ。

 

このように説明すると通貨の別の側面にも目が向くことだろう。
そのひとつは「貯金」「貯蓄」「蓄財」だ。

それはすなわち「お金」が持つ「資産を形成する機能」だ。
実はこれが実は現代通貨で最も厄介な機能なのだ。


近年は大企業を優遇し巨額なお金を内部留保として蓄えたり
一部の富裕層らが蓄財に励んでいるといういくつかの理由で
世の中にお金が出回らなくなっていると言われている。

 

「お金」は「取引を行う権利」という性質も持ち合わせており、
期限も設けられていないため延々と先送りすることが可能で、
そのような運用は通貨が生まれた時には想定されていない。

 

ゴールドスミスという言葉を知っている人は少ないだろう。
「お金」が誕生したキッカケになる「金預かり商」という商売。
それは当時の価値の象徴だった金(ゴールド)を遠くの国まで
安全に運ぶ手段がなく不便だったところに預かり商が生まれ、
手形として金預かり証書が生み出された。
これこそがその後に現代の通貨となったものだ。

 

実は後日談として、実は金の在庫がなくとも金預かり証書を
大量に発行し、この証書だけで取引証明が可能であることに
目を付けたのがメディチ家やハプスブルク家であり、その後の
シティ銀行を気付き上げたロスチャイルド家なのだ。
 

ここまで読んで気付いた人もいるだろうが、
銀行とはもともとペテン師だったと言っても過言ではない。
在りもしない金を担保にした証書を大量に発行して手数料や
利息を得ることで想像もできないような超巨額な資産を築き、
その資産により得た権威を振るって世界を裏で牛耳ってきた。

 

そのような通貨というものに人生が翻弄されているとすれば
人間はとても悲しい存在ではないだろうかと感じるのは、
私だけではないだろう。

前篇は通貨の機能とその背景について私が知る範囲で
書き綴ってみた。次回の後篇は「お金」という第三者の都合で

作られた偽の「価値基準」ではなく、市民一人ひとりが平等に
行使できる価値基準や権利について考えてみたい。

 

[関連する本ブログ記事]

Moneyに代わる価値基準はないのだろうか? [後篇]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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