「ななつ星」のデザインノウハウを継承した列車
JR九州だけじゃなく、しなの鉄道も「ろくもん」を投入しましたね。

画像の出展:http://guide.travel.co.jp/article/7247/
車両デザインは言わずと知れた水戸岡鋭治さん。
レトロモダンな外観のみならず、移動時間を解放的ながらもパーソナルな快適性を両立した車室内も、
この車両の大きな魅力になっているのは、「ななつ星」譲りの車両設計からだとか。
列車を観光産業の呼び込みに利用
列車だけでは、地域振興に結びつかないのでは?
移動の「観光化」を推進する、 一つの起爆剤なんだと思う。
ただ、日本はとかく、横並びという表現にあるように、
右向け右のように成功モデルに飛びつく or 安易に水平展開する傾向がある。
これでは飽きられるのも早いはずで、観光事業の根本問題を解決できるわではない。
各地域における観光資源の堀越しとパラレルで鉄道事業と関連付けが必要という意味で、
寧ろハードルが高くなるのではないだろうか。
これからは移動中に楽しむ景観や食、車内イベントのみならず、
旅の目的地や各駅でも今までにないイベントやサービス、
商品開発に景観改善といったものへ波及させることで、
ようやく名物鉄道が活きてくるのではないだろうか。
「ろくもん」では少なくともそこへ踏み込んでいる。
提供する食事に贅沢な和食と洋食で優雅さを演出
ろくもんで提供される食事は、
目で楽しみ、鼻で香り、舌で味わう、長野の一流料理店が手がける大変贅沢な料理の数々。
- 鈴花 (和食)
http://tabelog.com/nagano/A2001/A200106/20002283/ - アトリエ・ド・フロマージュ (洋食)
http://tabelog.com/nagano/A2004/A200402/20000538/ - こどう (洋食)
http://tabelog.com/nagano/A2003/A200301/20000216/
停車駅では伝統舞踊の披露も
ボランティアの方が紙で製作した甲冑を纏って舞う上田甲冑隊剣舞は、
「上田駅」という空間を観光利用する一つの形。
停車駅でその土地に根ざした文化を散りばめて、
ろくもんに乗り込む観光客へ地元の文化をアピールする。
じゃらんの特集でも取り上げられている。
これもボランティアの方々の積極的な町おこしによるものだが、
まだまだ他にもエンタメ化はできるはず。
例えば信濃に伝わる伝承などを一連のストーリーとして再構成し、
駅を通過するたびにそのストーリーが進行して信濃の文化を乗客へPRする。
そうすれば、旅の思い出は一層強く印象付けられ、
各駅の地元の観光資源の活用や発掘にも繋げられるのではないだろうか。
記念日に乗車すればサプライズが
これはリアルスコープハイパーという番組で紹介していたことだが、
誕生日に乗車した方へはサプライズとして、
乗務員が手書きした祝辞が書かれた手紙と「ろくもん」専用マグカップが贈られる。
個人として認知され、こうしたプチ誕生祝いなどは
持て成しサービスとしても魅力的ではないだろうか。
この番組を見て、自分も利用するなら記念日に、と思った次第。
水戸岡ワールドは「ななつ星」「ろくもん」の他にも
なぜ"水戸岡列車"が全国各地で増殖中なのかというタイトルで、
東洋経済が記事を上げている。
デザインを水戸岡さんが手がけている他の列車を紹介している。
どうやら、これらの電車は町おこしのPRとして企画されているようで、
「ななつ星」や「ろくもん」のような規模のものではないようだ。
今後、この2つの鉄道に倣った形で地域振興が少しでも前へ進むことを期待したい。
「ろくもん」を取り上げた関連雑誌
以下は全国のグルメ列車が紹介された雑誌です。
ネコ・パブリッシングの旅雑誌は旅情を誘う文章と印象的な写真を載せたものが多いので、
読んでいるだけでも旅情に浸れると個人的には感じています。
列車の詳細なども記載されているようですので、
よろしければお手に取ってご覧になられてはいかがでしょうか?
全国グルメ列車ガイド (NEKO MOOK)
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