「次の授業で辞書が必要だから、電子辞書を貸してもらえる?」
あなたはすぐに電子辞書を必要としていません。
しかし、今日の午後の授業で使うことがあります。
そんなとき、友達に貸してあげますか?
それとも断りますか?
友達関係を気にして断りにくいということもあるはずです。
そして、きっと返してくれるだろうと貸してあげた結果、自分が使うまでに返してくれなかったということは珍しくありません。
では、貸さなければよかったのかというと、そのときには友達との関係にひびが入ってしまうのではないかと不安になります。
自分の気持ちをはっきりといわないのも、もやもやが残ってしまいます。
そうかといって、自分が使うときに必要なものがなかったら不便で困ります。
やっぱり貸さなければよかった、あの子のことなんて嫌い、となってしまいかねません。
では、こういったときはどうしたらよいのでしょうか。
日本人はいわなくてもわかってくれるだろうというところがありますが、言葉で伝えないと相手に思いは届きません。
そのため、自分の気持ちははっきりと言葉にして伝える必要があります。
けれども、言い方によっては相手を傷つけてしまいます。
「あなたのせいで」「いつもあなたは」こういったものは相手を傷つけるいい方です。
相手を傷つけづに自分の気持ちを伝えるためのポイントは、「私は」を主語にすることです。
「あなたは」と伝えると相手を非難することになり、それを言われた人は攻撃をしてきたり、こちらが言ったことを受け入れにくくなってしまします。
しかし、「私は」と伝えると相手を非難することはないので、言われた人はその言葉を素直に聞き入れやすくなります。
たとえば何かを貸してといわれたときに本当は貸したくないときの場合
「(私は)この間貸したときに私が使うときになくて困ったんだ。だから、私が使うときまでに返して欲しいな」
ポイントは「自分の気持ち」と「どうして欲しいか」を伝えることです。
困ったのなら具体的にどう困ったのか、そしてどうして欲しかったのか。
相手にわかるように伝えます。
自分はわかっているつもりでも、相手には伝わっていないことは珍しくないので、丁寧に説明することが大切です。
自分の気持ちを伝えたからといって相手が思った通りに動いてくれるわけではありませんが、何も伝えないよりも気持ちを伝えた方が結果に納得ができます。