海洋中のマイクロプラスチックが問題になっています。

マイクロプラスチックの問題は海に限ったことではありません。

 

微細なサイズのマイクロプラスチックが大気中に漂い、それを吸い込むことによる人体への影響が心配されています。

 

東京都新宿区の大学キャンパス屋上で大気中のマイクロプラスチックを計測したところ、1立方メートルあたり平均5個のマイクロプラスチックが検出されたと報告されています。

これは、新宿区で1日過ごすと70個ほどのマイクロプラスチックを吸い込む計算になります。

 

大気中に漂うものは、海洋中のものよりもサイズが小さい傾向があります。

4μm以下だと肺の奥にまで届きます。

吸い込んだマイクロプラスチックが、肺にたまってしまう可能性があるのです。

 

プラスチック自体の問題だけでなく、プラスチック素材に使用されている添加物や、大気中で付着した有機物や重金属などの問題もあります。

これらが人体にどのような影響を与えるのか、研究は始まったばかりで、はっきりとしたことはわかっていません。

しかし、アスベストと同じように肺に損傷を与えることが考えられます。

 

大気中のマイクロプラスチックを減らすために私たちができることはあります。

 

まず、プラスチックゴミを出さないことです。

コンビニなどでプラスチック製のスプーンやフォークをもらわない、エコバッグを使う、マイボトルを持ち歩く。

こういったことでプラスチックゴミを減らすことができます。

 

衣類にも気をつけましょう。

フリースなどの化繊を使ったものは、洗濯のときにマイクロファイバーが放出されています。

衣類はできるだけ天然のものを。

ネットに入れると排水されるマイクロファイバーの量を抑えられるようなので、化繊の服を洗うときにはネットに入れましょう。

 

そして、ゴミはしっかりと分別すること。

自治体によってはプラスチックゴミを分別回収しています。

 

一番大切なことは使い捨てをやめること。

プラスチック製品を紙製にするなどしても、結局はゴミがでて、燃やせば二酸化炭素の量が増えます。

そして、ゴミ処理場の問題もあります。

日本は狭い国でゴミの埋め立て地に困っています。

 

今、食糧価格の高騰、エネルギー、地球温暖化、戦争など、さまざまな問題がでてきています。

こういうときだからこそ、今までのやり方を見直してみる必要があるのではないでしょうか。

 

使い捨てをやめる。

そして、ゴミを減らす。

このような行動が人間には求められているように思います。