毎日料理を作ってあげているのに感謝の言葉がないし、おいしいの一言もない
せっかく洗濯をしてあげたのに、「今日それ着るつもりだったから洗わないで欲しかったといわれる」
何かをしてあげたのに感謝されない、それどころか迷惑だといわれる。
そんな経験がありませんか。
感謝されないと「やってあげたのに」とイラっとすることがありますよね。
やってあげたことを迷惑だといわれると、強い怒りを感じることもあると思います。
イラっとするならやらなければいいのですが、食事を作ったり、洗濯をしたりするのは、やめるわけにはいきません。
では、どうすればイラっとせずにすむのでしょうか。
感謝のことばも、ねぎらいのことばもないのは、「していることを認識していて、あえて感謝しない」のではなく、「していることを認識していない」だけのこと。
『家族のトリセツ』 黒川伊保子
やってあげているとわかっているのに感謝してくれないと思うと、イラっとします。
でも、やってあげていることをわかっていないから感謝しないのだと思うと、「知らなかったなら仕方がない」と思えてくるのではないでしょうか。
知っていてやらないのと、知らないからやらないのでは違います。
自分が子どもだったころのことを思い出してみてください。
毎日料理を作ってくれるのが当たりまえと思っていて、自分のためにやってくれているとは考えていなかったのではないでしょうか。
授業参観に来てくれるのも当たりまえと思っていませんでしたか。
授業参観にでるために、家事を早めに済ませるとか、仕事を休むとかしてくれていたはずです。
でも、子どもの自分がそんなことは考えていなかったはずです。
「してくれている」という認識がないのです。
認識していないので、感謝を伝えることはなかったのではないでしょうか。
当たりまえにやってくれていることは、「やってくれている」ということに気がつきにくいです。
「やってくれている」という認識がなければ、感謝の言葉はでてこないでしょう。
感謝の言葉がなくても、その人は悪気があったのではありません。
「やってくれている」という認識がなかっただけです。
他人を変えることは難しいです。
でも、自分の考え方を変えることはできます。
自分の考えを変えてみることで、感謝されなくてもイライラしにくくなります。
「やってあげていることを知っていながら感謝していない」のではなく、「やってあげていることを認識していない」のかもしれません。
知っているのに感謝をしないのは、「意地悪している!?」と思ってしまいたくなります。
でも、知らないのなら、「意地悪だ」とは思いませんよね。
認識していないから感謝の言葉がないのだと考え方を変えるだけで、同じ状況でも自分の気持ちは変わります。
