「断るのが苦手」という方は結構多いと思います。
「仕事をたくさん抱えていて大変なのに、断れなくてさらに仕事が増えてしまった」
「ほんとうは飲み会に行きたくなかったのに断れなかった」
「あのとき断っておけばよかった。なんで言わなかったんだろう」
断れずに嫌な思いをしたり、損をしたりすることもありますよね。
私もたまにそういうことがあって、いらないものだけれど断れず、仕方なくもらい、
「ものが増えて嫌だな」「処分に困るな」と思うことがあります。
いただけるのはうれしいのですが、できるだけものを少なくしたいので、
使わないもの、好みでないものはちょっと困ります。
なぜ断れないのかというと、
断ると相手を傷つけると思っているからということがあります。
好意でなにかをしたのに、それを断られるとショックを受けることがありませんか。
自己肯定感が低い人だと
「自分のことを拒否された」
「私なんて役に立たない」
と思ってしまうこともあります。
そういった体験がある人はとくに、断ると相手を傷つけるという思いをもっています。
私の母が断っているところを見たのはほとんどありません。
お願い事を断るのが苦手です。
口では「いいよ、いいよ、やるよ」と言って引き受けていても、
あとになって「面倒だな」
「なんで私がやらなくちゃいけないの」
と文句を言っています。
そして、自分が断られると「もうあげないから」とか言って気分を害します。
母の場合、断ると傷つくという考えをもっているのかもしれませんね。
他人からの好意を断った後、
「悪いことをしたかな」
「相手の機嫌を悪くする言い方でなかったなか」
と、ぐるぐる思い悩んでしまうことってありませんか。
こういう苦しさを味わいたくないために、
「引き受けたほうがまし」と考えてしまうこともあります。
もし、断れなくて嫌な思い、つらい思いをしているなら、断る練習をしてみませんか。
毎回断らなくてもいいのですよ。
5回に1回とか、断れそうだなと思うときにやってみましょう。
「できた」が増えると自信につながります。
ワンクッション入れるのもおすすめです。
その場ですぐに答えず、
「ちょっと考えさせてください」
「○○日に返事をします」
とワンクッション入れます。
そうすると、自分のほんとうの気持ちをみつめる時間をとれるし、
気持ちの整理をつけやすくなります。
そして、世の中にはいろいろな人がいて、
断られても嫌な思いをしない人もいることを知ってください。
「用事があるのかも」など相手の事情を考えて、断られても気にしません。
また、「嫌なら断ってほしい」という人もいます。
自分の価値観や思いと、他人の価値観や思いは違うのですよ。
だから、「断ったら相手に悪いかも」「傷つけるかも」と心配しなくて大丈夫です。
そのことを知っていると、断るためらい感が軽くなりませんか。
嫌なことはできるだけ断るようにしたら、
「あのときこうしておけばよかった」と、
もやもやずっと悩み続けることがなくなり、
やらなくてよい肉体的なことも減ったので、心も体も楽になりました。
断っても相手は気分を害しているような感じはなくて、
「これあげるよ」などまた声をかけてくれています。
断れない自分からむりして卒業する必要はないですよ。
でも、断れずにつらい思いをしているなら、たま~にでいいので断ってみませんか。
小さな一歩でも行動をすれば、ちょっとずつちょっとずつ自分を変えていけます。
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