駅構内で荷物をぶちまけてしまった人がいます。
周りには多くの人が行き交っています。
あなたはどうしますか。
他の人がやるだろうと思って、親切な行動ができないときがあります。
周りに人がいれば、その中の1人くらいは困っている人の手助けをするかもしれません。
駅構内なら何十人もの人がいます。
こんなにもたくさんの人がいれば、だれかが助けの手をさしのべるはずです。
そういった考えが、やさしい行動をとるさまたげになります。
とくに急いでいるときは、この考えがでてきやすいです。
自分は今いそいでいるから、助けてあげたいけれど、ちょっと難しい。
周りには他の人がいるし、誰かが助けてあげるだろう。
別に自分がやらなくても大丈夫。
そんなふうに自分にいい聞かせて、やさしさを示す機会をすててしまうのです。
ひとりひとりが「だれか他の人が助けるだろう」という考えを持っていれば、結局だれも助ける人は現れなくなってしまいます。
冒頭の荷物をぶちまけてしまったひとは、だれにも荷物拾いを手伝ってもらえないでしょう。
ひとりでせっせと、ぶちまけてしまったものを集めるのです。
私は自転車にのっていて、転ぶことがときどきあります。
そんなとき、起きあがる手助けをしてくれる人がいると本当に助かります。
自転車は重くて自分ひとりの力では起こすことが難しいし、カゴにのせていた荷物も重いので、これをまたカゴにのせるのも大変です。
ありがたいことに手助けしてくれる人が現れて、本当に助かりました。
もし、だれも助けてくれなかったら、泣きたい気持ちになっていたと思います。
「だれかがやるだろうと思っていたな」と気がつくこと、考え方を変えようとすること、それだけでも行動は変わってきます。
だれも助ける人が現れないかもしれない、自分が行動しよう。
そういった意識をもつことが、やさしい行動をとれる人に近づく一歩になります。
