ある職場での話
問題の原因になったある女性店員が
自分の仕事を放棄してやらず
別の女性店員に暴言を吐き仕事をやらせた
その仕事をやる必要のない女性店員の目の前には
お客様がいたのでやらない訳にはいかず
自分のやるべき事でない責任を被り全うした
その仕事をするべき問題の店員は
何か忙しいとか
他の対応や仕事をしていたという訳ではなく
ただ気分と自分の好き嫌いだけで
暴言を吐き仕事を放棄した
そこから数ヶ月経って
店長から他の店員にも問題は広がっていったが
少し変わっている店長はその問題店員の肩を持ち
雰囲気が良くないにも関わらず
それをスルーしていた
モヤモヤとした空気のなか
問題店員は皆からシカトされ始め
ストレスが溜まって問題女性店員は
その問題から遠く離れている場所にいる私に対して
ストレスをぶつけてくるようになった
私が近くを通ると
必要のない大きな音を立て物を雑に扱い
誰かと話していると睨んでくる
私が挨拶をしてもいつもシカトされ
自分からは挨拶はせずに
男性店員が近くにいる時だけ
明るく返事を返された経緯があるので
私もいつしか挨拶をしなくなった
ある時私に店長から仕事の依頼があり
それが思っている以上に上手くいき
それから店長は私に対しても
一目置いてくれるようになった
それも気に入らなかったのか
問題女性店員は私に対して
イライラや嫉妬心を隠さなくなった
「それも」と書いたのは
もうひとつ
問題女性店員が好意を寄せている
いや、
上手く利用しようとしている若い男性店員も
私に仕事を頼ってくるようになった
おそらくこちらの方がその問題女性店員にとって
重要なことだと思われる
私がその男性店員と同じ仕事をしていたら
私がそこから離れた隙にその仕事を横取りし
何もなかったような顔をして働いていた
その日の帰り際
その問題女性店員の肩を持つ
ただひとりの女性店員と問題店員ふたりで
休憩室で大声で悪口を言いながら
爆笑していた
周りに丸聞こえなのを知ってか知らずか
近くにいた若い男性店員は
聞かなかったことにしようとその場から離れていた
ヨガの教え的に
八支則と言うのがある
その中の
アヒンサー(非暴力)
アスティヤ(盗まない)
アパリグラハ(貪らない)
などの私に対しての例題、理解、実践に役立つ
問題女性店員が
暴言を吐いたことは言葉の暴力であり
仕事を無断で横取りするのは盗みにあたるし
貪っていることにもなる
私はその時
どういった対応がヨガ的なのか考えた結果
イライラされ大きな音で威嚇されても
仕事を横取りされても
悪口を言われても
それは神様から与えられたものとして考え
必要なければ
私の手から離れるようになっていると思い
執着せずにそれらからそっと離れる選択をした
それが正解かどうかは分からない
私は聖人君子じゃないし
ムカつくしイライラもするし
hspだから思い悩んでしまうけれど
これも修行のうち
ヨーガはマットの上だけでなく
マットの外でも大切な学びを実践していくこと
そして
自分が発したものは自分に返ってくる
私は私
あなたはあなたで
自分の蒔いた種は自分で刈り取る必要がある
あなたの蒔いた種はあなたが刈り取る必要がある
私はお人好しだし生優しい性格だから
舐められて冤罪を被ってきたり
同化し過ぎて相手に上手く返せず
代わりに浄化したりしてきた
自分の成長発展より
そんなことばかりに時間をかけてきた
けれどヨーガで明晰を得られるようになってきて
感情だけに揺さぶられず
物事を明確に判断する事ができるようになり
そうすると
本質に近付いて楽に生きられるようになってきた
執着はしないように
期待もしないように
その問題女性店員の成り行きと
どのようにどこに着地するのか
それをまた学びに繋げていきたいと思う
