普段私はインフラ企業で働いているので
多くの人が2020年に自粛を始めたころも
週5日出勤していた。
仕事に必死だった。
当時そのウイルスは
それがどういったものか未知のもので
私もいつ何時
何が起こるか分からない状態で
リモートもできないの職種なので
少ししか人がいない
ガラガラに空いている地下鉄に乗って
毎日出勤していた。
電車を降りてから
誰もいない道を会社まで歩きつつ
日に日に逞しく育っていく
道端の植物のその姿に驚きながら
外に出ない人間たちの吐く
二酸化炭素に影響されないと
ここまで鮮やかに育つのかなんて諦観して
世紀末の気分で出勤していた。
そのころを少し過ぎてから
タガが外れたように学びに走るようになった。
それも高額の。
起業や副業ブームが起こっていて
コミュニティやオンラインサロン
塾や認定講師がわんさか現れ出した。
私もオンライン講師になるべく
学びに投資した。
私は自分の中に矛盾を抱えていて
心と外見が全く一致しない
内面は物凄く激しいものが渦巻いているのに
外見は人の良いおとなしい人と見られていた。
そのギャップにその頃の私は気付いておらず
穏やな優しい感じから
人は怖がらずに寄ってくるのだか
私が本音を出すと
途端に攻撃されたり離れていったりする。
当時はその理由が全く分からなかった。
何処かに答えはないのか。
リアルで会えないご時世だったので
私はオンラインでの学習をした。
HSPについての講座と
セルフケアについての講座。
まずはHSP。
書籍から知識はいただいていたが
私も含めて自称HSPの人たちが
オンラインで繋がる。
グイグイ主張してくる感じはもちろんなくて
たくさんのHSPが集まっても圧迫感はない。
とても新鮮な気持ちと
不思議な仲間意識が私の中に生まれた。
もうひとつは
セルフケアをお伝えするオンライン講座の
認定講師の資格取得を目的としたもの。
健康と美容にも関係するものだから
受講者はキラキラ可愛く美しい人ばかり。
そんな中
オンラインに写った自分の姿を見て驚いた。
私ただの変な人だった。
ヨガをやってるからって
役者をやってたからって
全ての人が美人とは限らない。
鏡に映る時はだいたいひとりっきりで
誰かと顔を並べるとかはない。
顔を並べるのは記念撮影くらい。
そんないつもいつも撮影するはずもなく
(避けていた)
自撮りもしない。
だから自分の顔が分かっていなかった!
オンラインに映し出された私と言う存在が
違和感しかなく
あまりのショックから
正直まだ立ち直れていない。
それでもなんとかしようとあがいて
顔の作りは変えられないが
少しは見れるように自分なりに工夫していった。
ふたつの講座
内容も凄く充実していて
HSPは今はもう流行りみたいになって
今からHSPとはなんぞや
と言うこともなく
ただそういう気質の人もいますよ
と世間的にも受け入れられてきているし
セルフケアの方は
認定講師の資格を取って
現在活動している最中。
このふたつのオンライン受講で
自分を客観的に見るということが
私にとって実は一番大きな学びだった。
これはひとりでは達成出来なかったこと。
挑戦して良かった。
なんだかんだ言っても
世の中見た目重視だから。
周りにその事を言っても
だれもそうだとは言わない。
どうして真実を隠すのだろうか。
それとも私の認識が間違ってる?
