目的が、正しいとか間違ってるとかではないから。
芝居の稽古で教わっている体操は、その人にとって左右の歪みや骨組など今の身体の状態も知りつつ、姿勢を良くし、比較ではないけれどその人にとって正しいと位置付けられる状態がある。
体型だったり筋肉だったり骨格だったり、人は誰ひとりとして同じ人はいない。
その身体を使って表現した時、観客からどう見えるか。
そのために自由に身体を使えるようになる目的がある。
最近やっと、少しは変わってきたと言われる様になったが、この体操で私は正しい身体の状態がまだわからない。
演出家曰く、それでもいつか「これだ!」とわかる日が来るらしいのだが、それまでやり続けるしか方法はないのだろう。
身体の状態がフラットになった時、それがその人なりの美しさに繋がる元になる事を信じて。
