最初の、本当の最初のキッカケははっきりとはもう忘れたけど、精神的な何かの答えを知りたいと、インターネットを辿って行って見つけたヨガのウェブサイトから行ってみようと思ったんだと思う。
その当時通っていたヨガのスタジオは、普段の私には馴染みのない、ヨガの先生を強く信仰する雰囲気が漂っていて、それは宗教じゃないんだけれど、オーナー先生とその先生を信じる他の若い先生方で構成されていた。
生徒さんは一心にポーズや呼吸の練習をする人が多く、様々な職業の方々が集まってきていて、私語を話す声が少ないそんな場の中に入った私も集中して取り組んだ。
その頃の私は、自分に入ってくる多くの情報や出来事に戸惑いがあって、それを分かってくれる誰か相談相手が周りにいなかったのも手伝って、それを忘れるために無心になれるヨガに徐々にのめり込んでいった。
決して孤独という訳ではなくて、彼もいて友人知人も居たが、説明下手なため話しても話しても伝わらないもので、いつもポカンとされていた様な気がするし、そんなだから私自身も話すことを諦めていたのだと思う。
その解決方法を求めていたのだろう。
ありがたい事に、その後は新しく知り合った方々、書籍やもちろんヨガからもたくさんたくさん助けてもらう事が出来たのだが。
思い出したのだが、私は小さい時から身体が柔らかく(まあ、子供は殆ど柔らかいけれど)以後定期的に何年間も、それを知った複数の人から「ヨガするといいよ」と同じ言葉をかけられてきた。
十何年も前のヨガというと、今みたいにオシャレでもなくて、薄いピンクのレオタードを着てひっそりと行われている修行の様なイメージしか私にはなく、だから、ヨガと聞いても惹かれる事はなかった。
それが今、自分に必要な事としてヨガと関わっていく事になるのだから面白いよね。
