父の個性と認知症
最近、急激に父に認知症の症状が見られるようになりました。1ヶ月くらい前に風邪で数日寝込んでから調子が悪くなり、寝ている時間が長くなりました。それ以後物忘れもひどくなり、どこに何があるかが分からなくなったり、いつ何をしたかを思い出せなくなったり、行動の手順が分からなくなったりすることがよく起こるようになりました。しかし認知症になる前から父は、少し変わった性格をしていました。他人を信用せず懐疑的で、人間関係を極端に嫌うので友人は居ません。医者や警察、親戚も信用ぜず、いつも他人は自分に対して悪意を持っていると思いこんでいます。また、物の整理ができず、自分の部屋はごみ屋敷のようになっているのでよく物が無くなりますが、それも他人が片づけてしまったと思いこみます。そんな、元々ある個性に認知症が加わり、問題が起こりました。持っていた大金が無くなり、それが兄が盗んだのだと思い込んでしまいました。そのような大金は存在しなかったのですが、おそらく昔あった記憶が今の記憶に入り込み、あったものが無くなったと信じているようです。父の頭の中では事実なので、そんなことはないといくら言っても信じません。大金を盗まれたと思い怒った父はついに、兄に殴りかかるという行動に出ました。幸い父は力が弱っているので、兄は無傷でしたが、何もしていないのに犯罪者扱いされてしまっている兄はやり切れません。父のためを思って身辺の世話を色々としていたのが、仇となりました。父の意見を否定したり説得しようとすれば、反発が強くなるばかりなので、私はただ聞き役に徹し、突飛な行動をしないように注意しています。今は落だいぶち着いてきましたが、今後が思いやられます。