まりこさんのエアースポーツ体験が良かったと報告をしています。この技法は、サイコドラマのウオーミングアップで行っているものです。先週の週末に御殿場にあるYMCAの東山荘で2泊3日のサイコドラマ合宿をやってきたのでその報告を書きましょう。
栃木県時代に喜連川にあった「ハートピアきつれ川」は温泉付きの素晴らしい施設で良く合宿をしていました。しかし、経営がうまくいかなくてその施設の経営者である全国精神障碍者家族連合会も解散してしまいました。そこで、最近は、このホテルで合宿をしています。
富士山を目の前にした黙想館と呼ばれる建物もあり、そこから見る富士山は最高です。ただ、季節によってなかなか姿を見せないのですが、10月は昨年も素晴らしい姿を見せてくれましたが、今回も最高でした。黙想尚中で富士山と語り合う事もできました。
初声荘病院時代の知人で今回初めて夫婦で参加された方もいましたし、母親と息子で参加された方もいました。私よりも年上である劇団の女優でもあった方には、その波乱万丈の出来事を演じてもらいました。富士山を眺め、緑に囲まれ鳥の声を聞きながら行うサイコドラマでは特別な力が働くようです。
いつものサイコドラマでは、時間に制限があり、あるところで切り上げないといけませんが、合宿だとあまり時間を気にしないで、ゆっくりとやることができます。周りの出来事が不安の塊みたいで、過去の嫌な体験が忘れられず、険しい顔を緩めることもなく怒りをぶつけていた人が、サイコドラマの後で、これまで見たこともない素敵なやさしい笑顔を見せてくれました。
参加者の人たちが繰り広げる世界は、それぞれの人の生活を生き生きとさせます。自分が生まれてきて時から見守っていて守護天使が登場したり、支えてくれる家族や、先生、友達や大事な本、原点となる過去の世界から、語り掛けてくるメッセージに耳を傾けるまんだらの世界、その人の中にある様々なものが見えてきて、人間の良さをみんなで確かめることができるのがサイコドラマのいいところだと、改めて実感しました。
クッキングハウスでのサイコドラマは今は参加者が少ないので、体験したい方は一度試しに来てください。きっと何か新しい発見があると思います。
(筆 : 増野肇)