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昨年の引き続きで農業競争力強化プログラムについていろいろ書いていこう思う。
本日は農業競争力強化プログラムの改革の一つである
農作物の「流通加工構造の改革」について書いていこう。
【背景・目的】
現在農作物の流通の流れは、おおむね
①農家→②農協→③JA全農→④卸売市場→⑤仲卸→⑥食品企業、飲食店、小売店
とたくさんの仲介があり、小売店の販売価格の約3割しか農家は利益を享受できていない。
この流通構造を変えることで、儲かる農業へしていく狙いがあるらしい。
【概要】
1.流通構造の見える化・・・民間のノウハウを活用し、農業者が流通ルートを比較可能に
国内外の農産物の流通・加工の実態などを定期的に把握し、公表するらしい。
で、民間のノウハウを活用しながら、農業者が流通ルートの手数料や取引条件などを比較検討できる環境をつくるとのこと。
⇒これは農業者にとってありがたい!
2.業界の再編・・・卸売市場等の中間流通の合理化推進
卸売市場関係業者や米卸売業者など中間流通の合理化を推進し、業種転換等を行う場合の支援を行うとのこと。特に、卸売市場については、法律を見直し、合理的理由のなくなっている規制は廃止する。
⇒業種転換の支援。これは結構本格的やな。でもこの文面から見ると地域農協やJA全農ルートをなくしていく的なコメントはないけん、今後JAが関与したルートは残しつつ、卸売市場とか仲卸のルートをなくしていく方向になるのかな。改正農協法もきまったけん、農協改革に関してはそっちをあとでみてみよう!
3.販売支援・コスト削減・・・直接販売ルートの拡大。ICTを活用
農業者が実需者・消費者の皆さんへ直接販売するルートを拡大するとのこと。また、需要と供給のマッチングを図るためのICT活用、流通ルートや消費者ニーズに即した農産物の規格の見直しを行っていくらしい。
⇒ほー、ICT活用か。おもしろくなりそうやな。
4.改革推進への法整備等・・・(2017年8月 農業競争力強化支援法施行)
これらの改革を推進するため、業界再編の推進手法などを示した法整備を進めるとのこと。
5.これらの改革に関連する全農の農産物の売り方の見直し・・・委託販売から買取販売へ
農産物の流通加工構造を改革するためには、流通・加工業界(中間流通、量販店、加工業等)の業界再編と合わせて、これに資する全農の農産物の売り方の見直しが必要とのこと。その見直しの一つとして、「安定的な取引先の確保を通じた委託 販売から買取販売への転換に取り組む。」。
⇒買取販売かー。これは結構変わりそう。
なんか、いろいろ変わりそうやね。
今日はこのへんで。
おやすみー