続けて、かぞくのこと。 | ラトナの繋がる日記

ラトナの繋がる日記

日々のことを、書きたいときに、感じたままに。




前記事の続き。


わたしは、わたしを育ててくれた家族のことを、とても愛しています。


三人兄弟の末っ子で、父母は厳しかったけれど、たくさんの愛情をかけてわたしたちを育ててくれました。


わたしは普通に、小中高、地元の公立で、大学は福岡の公立に通いました。


小さい頃から、学校の先生やらと、家庭訪問などで話すとき、母はわたしのことを「この子はちょっと変わってるので…」と言っていました。


わたしは何が変わってるのか、全然わからなかったし、始めは全然気にしていませんでした。
でも思春期の頃には、人に「変わってる」と言われることに反応するようになり、なるべく変わったことをしないように、気をつけていました。


そして周りの家庭に比べて、うちは結構な厳しい家庭でした。
ちょっとはみ出すと、正座させられ、父の説教が始まります。
ダメなことはダメ、周りに迷惑かける人間にはなるな、それは危ないからやめとけ。
何度となく説教させられたし、言い聞かせられたし、逆らうことは出来なかった。


そんなわたしにとって、学校は当たり前に行かなきゃいけないと思ってたし、実際わたしにとっては、ほとんどが全然面白くなかった。
でも、行きたくなくても、行かないという選択肢すら浮かんでもこなかった。
はみ出て、父母を困らせたくなかったし。



真面目で、いつも真摯に生きている父は、強かったし、頼り甲斐があって、責任感の塊みたいで、とても子どもたちのことを愛していて。


休みの日には家族でたくさん旅行にも出かけたり、自由な感性も持っていて。


でも、こうあるべきだ、こうあらねば、というのはとてもとても強かった。
それは子どものわたしから見ても矛盾なく父自らが体現していたし、だからこそ父は尊敬に値する存在で。
わたしにとって父は絶対的なものでした。
そしてそんな父の元で、わたしは守られて育ってきました。


すべて、愛だったと思う。
父母の信じている価値観の中で、わたしが幸せに生きていけるように、この中で生きていれば安心だと信じて、危ない目に合わないように、軌道を修正し続けた。


しんさんと結婚するとき、父母がしんさんに言った言葉は
「程よいブレーキ役をお願いします」
でした(笑)


まじで占星術でいう土星みたい…
(土星は、規律、制限、試練、個人のエゴを抑えて社会に適応させる、そして安定を現す星)


そんな家庭で育ちました。



今でも父は自分で事業をしていて、いつも仕事を真摯にこなし、孫を可愛がり、揺らぐことない大黒柱です。


だから、だから、
今更?いや、今でも?
明らかに世間の常識と外れている、フリースクールに、わたしが、孫が、本気で関わっていくことが知れたら…と思うとこわいのです。


大げさじゃなく、それこそ命をかけて止めにくるんじゃないかと。




父母は来年古希を迎えます。
わたしもいつの間にやら35歳。
いつの間にやら子ども3人。


こわいけど、わたしは、わたしを生きていきたい。
ほんとうの幸せは、自らを生きることだと思う。



そしてわたしが子育てで一番思っているのは、
それぞれがそれぞれの、唯一の種を、
いろんな考え方、価値観をなるべく押し付けずに
そのままに、あるがままに、
成長していく力、
生きる力を信頼すること。


そう思っていたわたしに、
デモクラティックスクールの在り方は
たくさんの喜びと、
そしてたくさんの試練を与えてくれます。





と、いうことで…
まだ父母に伝わらないでほしい、とは未だに
めっちゃ、めちゃくちゃ思ってはいますが
伝わっちゃったらしょうがない。
だってそんなわたしだから。


あーー書いちゃった、書いちゃった!
ごめーんしんさん。


これを読んだわたしの地元のアナタ…
なるべく、温かく、静かに見守ってください♡



では!