心地良く酔っているふぉれ太郎。
ホテルにあるワインの小瓶がちらつきます。
(ワイン飲みたいな)
大いに盛り上がり、一人飲みが続いてます。
いろいろ興味を持ってくれるご主人。
主)何処から来たの?
ふ)東京です。
主)仕事か何かですか?
ふ)いえ、プライベートなんですよ。
主)なんでまた天童に?
ふ)何故か山形県が好きなんですよね。先々週も高畠に来てたんですよ。
主)へえ、高畠に何があるんですか?
ふ)ワインが好きでして、最近ハマってるんです。
主)ワイン。。。ウチにもありますよ。
ふ)ええ、メニュー見させて頂いた時に気にはなってたんですが。
主)ウチ結構安く出してますよ~。
ふ)凄いパフォーマンスですよ。シャブリとか。でも、国産好きなんですよね。
主)なんで、国産ワインを?
ふ)いやあ日本酒もしかり、ワインも世界に羽ばたいてもらいたいんですよ。
今の段階でも凄く嬉しくて、なんというか。。。(ほろ酔い→酩酊!?)
日本のワイン、おいしいジャンって。認めて欲しいんです。
自分で作ってないけど。
【その時、ご主人の何かが静かに揺れ動きました】
(メニューにないよ!裏メニュー?ていうか飲めるのか?ふぉれ太郎!)
ご主人、ふぉれ太郎の二つ返事と前ノリ具合を確認すると携帯電話を取り出し、どこかに問い合わせてます。
主)「ああ、俺々。。。ある?アレ。」
(なんだろ)
主)「ある?持ってきて。そう、店で使うんだよ」
しばらくして、店の入り口をガラリと開けて入って来たのは、
ナント地元の酒屋さん。
わざわざワインを届けてくれました。
で、そのブツがこれ!
「ジャジャン!地元の人でも買えない限定200本の天童ワイン」
ひえ~!スゴイの出てきた。
わ、ラベルの裏書きがない。
よく見るとオリ引きをしておらず、沈澱してます。
うまく上澄みからとったものを瓶詰めにしてると書いてます。
(すでに冷えており、美味しそう。。。)
それでは、改めて乾杯しますか。
という事でご主人やお店のスタッフさんも交えてカンパーイ!
「撮影許可頂いてます。スタッフさんです。」
オイシーイ!
みなさん思わず笑みがこぼれます。
お味は自然な、いい甘さです。
エグミ、酸味など嫌な味は皆無です。
鼻につく香りも無し。ほのかに、やさしい香り。
ふぉれ太郎、日本酒を3種類飲んでますが
このワインをグラスで3杯程を短時間で飲んでしまいました。
なんともラッキーで美味しいものをいただけて幸せでした。
ありがとうございました。
それでは、お会計お願いしま~す。
すると、ご主人。ぽつりと。。。
主)お客さん、このワインもう1本あるんだけど持って行かない?
ふ)えっでもコレ大切なワインなんじゃ?
主)いいよ。持ってきな。イチゴーでいいかな。
ふ)あ、はい。いいんですか。本当に?ありがとうございます。
わけもわからず。
イチゴーの意味するのは一合なのか1万5千円なのか。
手持ちそんなにあったっけ??完全に酔ってるな。
お、ありそうだ。
スタッフさん)え~お会計6500円になりますがよろしいですか?
おーーーい!!!!なんですか?その値段。。。
よろしいも何も。計算おかしいでしょ。
料理たくさん、日本酒3種類、ワイン2本(しかも限定)←え?これ1500円?
うはあ。まいった。ごちそうさまでした。
というより申し訳ない感じでいっぱいです。
「また、来ます!」
ご主人ニコッとして会釈してくれました。