幻想、妄想、悪夢、狂信、強迫観念。。。
人が非日常のなかにあるときとは、言葉にすればこんなことなのかも知れない
きっかけは日常的な些細な出来事であるが、それが「ある方向」へと迷い人をいざない、引き返せないところまで誘い込む巧妙な罠は、たとえば蜘蛛や蟻地獄といった蟲のそれに似ているのかもしれない
そう、ボクはいま、捕食されようとしている。。。
題:蟲 作者:めけめけ
第7章 存在の観測
どんなに目を凝らしてみても、どこを探してみても、それはもう「そこにはなかった」
さっきまで、どこかぼんやりと、それでも確かにそれは「そこにあった」
「あったもの」が「なくなった」のか?
「あったもの」が「見えなくなった」のか?
「なかったもの」を「見ていた」のか?
「見えないもの」を「見せられた」のか?
「なかったものが見えた」ことと「あったものが見えなくなった」では、この場合、同じ状況ではあるが、まったく違う「将来の予測」がない立つ
もし、「あったものが見えなくなった」のであれば、それは
ボクにみえないところに存在し、つまりはボクのすべての死角にそれはいる可能性があるということ
「なかったものが見えた」であれば、それは「なかった」のだから、今ここには存在していないものということだ
何故それが見えたか?はいくらでも理由がつけられるし、極端、もう見たくなければ、目を瞑り、寝てしまえばいい。。。
しかし、「あったものが見えなくなった」というのは
ボクの視界の及ばない遠くへ行ってしまい、時間軸では存在するが、位置的には存在しない状態であれば、いいが、しかし
それを今、確認することはできない
解決をしてくれるのは、このまま朝までそれを見ることができないという、観測による確認。。。見えないということは。ここにはないということを証明するしかない
だけど、
だけど、
もし、ボクの死角にそれが潜んでいるのなら、ボクはどうすればいい?
そんなことを考えているうちに、ボクの五感の感度は最高値にまで高められていった
些細な音、台所で旧式の冷蔵庫がぶーーん、ぶーーんとうなると音
パッキンが緩んだ水道から水滴が滴り落ちる音
めざまし時計が時を刻む音。。。カチ、カチ、カチ、カチ・・・チカ、チカ、チカ、チカ。。。
あたりにはシーーーンという空気が張り詰めた音。。。
やがてそれはキィーーンと音量があがってくる。。。
どんなに耳をすましても、どんなに目を凝らしても、その存在を確認することはできない
あの黒いシミのような、模様のような、あれはなんだったんだろうか?
時計をみる。。。11時20分。。。異常なし
11時30分。。。外で猫の鳴き声?
11時36分。。。誰かが寝返りをした。。。たぶん父だ
11時45分。。。遠くから電車の走る音
11時51分。。。もうすぐ12時。こんな遅くまで起きているなんて、親にばれたら怒られるな
11時58分。。。12時になったかとおもったけど、12時になったらもう寝よう、眠れるなら
ボクは頭の中で、120秒をイメージした。。。きっとそんなことを数えているうちに寝てしまうだろう。。。だって、いままで、成功したことはないから
しかし、期待に反して、ボクは長い針と短い針が天井をさす所をみた。。。ボクは時計の針に促されるように天井を見た
「それ」は一瞬ボクの視界に入った気がした
「それ」はボクの足元へ堕ちてきた。。。ように見えた
次の瞬間、ボクは頭のてっぺんから、つま先まで、電気が走るような衝撃をうけた
ボクのスネのあたりに何か動いている!
ああ、そうなのだ
ボクはあったものを見ていたのだった
つづく
はじめから読む
第8章
この曲を知ったのは中学生のころだったかなぁ
さだまさしのなかで、もしかしたら一番好きかもw
今日の東京地方は天気が不安定で、遅めの昼食を食べに外に出たら、見事に降られてしまい、あまやどりw
気がつけばこの曲を口ずさんでましたw
ブログネタ:下半身が馬になるのと、上半身が魚になるのとどっちがマシ? 参加中本文はここから
シモネタ禁止?
それでも馬かなw
だいたい、上半身ということは、手がない、手がないのに下半身が人間ということは、生きていくうえで全く機能しないだろうに。。。
足があるということは歩いて生活をするわけで、どうやって捕食するんだか
水虫になったらきっと最悪ですw
うーん、むしろこんな選択肢のほうが面白かったのでは?
馬面のケンタウルスと鮫肌の人魚、もてないのはどっち?
鮫肌の人魚はやだなw
ブログネタ:バンドで好きなパートは何? 参加中私はベース派!
本文はここから
楽器を始めたのが、なんせ20才過ぎてからだったからねー
なんちゃってドラムで、デビューしましたが、もっぱらヴォーカルがメインでした
本格的にベースを触りだしたのは、もはや大学を卒業するあたりからで、このころはMTRを使って自作テープなんか作り始めてましたから、中古で買ったスクワイアジャパンのアップルレッドのストラトをなんとかジャカジャカ弾いておりました
大学を卒業してからも、その活動は続き、RUSHが大好きな3人が集まって本当にRUSHのコピーをやっちゃいました。。。今から思えば無茶なことをしたものです。。。ほぼミミコピで、ギターとドラムはかなり完成度が高かったのですが、ワタシといえば、必死でベースの練習をして。。。なんとかそれらしく聞けるレベルまで、もっていきました
このバンド音楽仲間からもわりと評判よかったんですがね。。。やはりベースがへっぽこだったので、自然と消滅してしまいましたw
一通り楽器をさわってみて、楽曲を聞く中で一番気になるのはベースですね
Rushのゲディー・リーのベースラインはトリオ編成の中にあって、非常によく歌っております
ニール・パートのおかずが豊富なドラミングに負けないほど、メロディアスなベースで、それはアレックス・ライフソンのギターに大きな自由を与えています。。。ドラムとベースの音数が多く、リズム体事態が歌うことで(歌うとはメロディを奏でるという意味)リフやメロディ、コード進行にとらわれずに、効果音的な演奏をしたり、調子をはずしてみたりと、演奏に幅を待たせています
Rush - Distant Early Warning
日本においてはバービーボーイズでしょうか
ベースのエンリケのプレイは、Rushのゲディとおなじくビックを使わず指で引くのですが、イマサのギターがリフというよりは空間を埋めるようなアルペジオとカッティングを駆使した独特の演奏(ギターの演奏法に対する語彙が不足してますな)のなかで、リズムとリフとヴォーカルの裏のメロディを歌っている。。。コイソのドラムはRushのそれとは異なりシンプルな分、余計にベースラインが際立って聞こえる
BARBEE BOYS midnight peepin'
もう1人、日本にはすばらしいベーシストを要するバンドが存在した(する?した?)
カシオペアの櫻井哲夫だ
Casiopea - Domino Line
彼らのようなすばらしい演奏。。。いまはRushしか聞くことはできないけど、その後の活動もすばらしいものがある。。。個性的なベーシストとは、場合によってはバンドのバランスを壊しかねないけど、ベースをプレイする人は、ワタシの知る限り「フォアーザチーム」の精神を多分に持ち合わせている。。。ベースがしっかりしているバンドは、演奏がしっかりしていると、そんな風に思っている
最後に故人となってしまった大好きなベーシスト、TheWhoのジョン・エントウィッスルを紹介したい。。。マッチョなヴォーカリスト、ロジャー・ダルトリー、狂人ドラマー キース・ムーン、シニカルなアーチスト、ギター&ヴォーカルのピート・タウンゼント、そして静かなる偉人、ジョン・エントウィッスル
まさにこれしかないという個性きわまるメンバーの中にあって、最も地味な印象のジョンだが、彼の指引きのベースは驚愕のテクニックとパワーを秘めている。。。もともと鍵盤弾きであった彼の奏法は、非常に独特で、ワタシとしては他に類を見ない
The Who - Wont Get Fooled Again
恐怖にはいくつかの種類がある
現代の日本には恐怖に満ちているようで、実はかなり少なくなっている
人は生き物である以上、自分の存在が脅かされる場面では恐怖を感じ、そこから多くのことを学び取る
これはできるだけ長く生き残るために必要な生物としての恐怖であり、ケガであれ病気であれ老いであれ、自分が傷つき、死に近づくようなことには恐怖を感じ、それを回避する努力をすることで自らの遺伝情報を後世に残し、その情報を共有化すること、<言語><記録><理解>によって文明は発達していった
つまりは恐怖を克服することによって人はこの地球上に君臨したのである
死の恐怖から遠ざかることに成功した人類にとって、恐怖とは非日常的な体験になりつつある
しかし、どんなに文明が発展しようとも、人々が逃れられない恐怖。。。あの暗がりに潜むなにかおぞましいものの存在を考えずにはいられないという類の恐怖。。。人の想像による恐怖だ
この恐怖ももともとは死を察知するための機能であったことは容易に推察できる
太古においては、物陰に潜む夜行性の肉食獣から身を守るためには必要な機能であった
しかし、現代においてその機能はおおよそ用をなさない。。。用のなさない機能は時としてとんでもない誤動作を引き起こす。。。いるはずのないものをいるかのように錯覚し、そのようなものに恐れおののき、<言語><記録><理解>によってそれは多くの人に共有され、闇に潜む怪物を作り上げるのだ
その夜ボクはあたらしい怪物を作り上げてしまった
題:蟲 作者:めけめけ
第6章 闇からくるもの
怖いテレビや映画を見たとき、きまってボクは眠れなくなる
特にそれが闇に潜む怪物や幽霊の話であればなおさらである
東海道四谷怪談。。。ワタシは今でもあれを好きにはなれない。。。怖いのだ
強欲と裏切りの末路。。。主人公によって謀殺されたヒロインは幽霊となって主人公を追い詰めていく。。。ついに主人公は気が触れてしまい。。。
扉を開く、振り返る、主人公の死角から次々と襲い掛かる幽霊の演出に、まさしくボクはトイレにいけなくなるほど恐怖した
そしてあの日の夜も。。。
ボクは布団に入り、ぼんやり天井を眺めていると、なにか闇の中でうごめくものを見たような気がした
なんだろう?
よく見てみると、それは小さなシミのようで、木目の模様のようのようで、或いは、虫のようで
。。。虫?。。。ゴキブリか?
あるいは。。。毛虫。。。?
公園でUの背中から払い落としたあの毛虫。。。あれはボクをめがけて這っていた。。。それは間違いない。。。だいたい、毛虫に目があるのか?単なる偶然、たまたま進行方向にボクがいただけじゃないか、たまたま。。。そう、たまたま、Uの背中に、何かの拍子で木から落ちててきたんだろう。タダの偶然に決まっている
天井のいままでまったく気にならなかった小さな模様。。。いつからあったのか、全くわからないけど、でも、ボクは考えてしまった。。。あの公園で振り落とした毛虫が、いまここまで追いかけてきたのではないかという疑問。。。恐怖を
もはやボクにはその模様を無視することはできなくなってしまっている。瞬きをするたびに、少しだけボクの顔に向かって天井を移動しているように思えてしまう。。。
いや、実際少しずつ動いている。。。いや、それは錯覚だ。。。でも、ほら、こっちの木目と比べて、もう少し下のほうに、最初は見つけたんではなかったか。。。
いや、ちがう、そんなはっきりとは覚えてないし、ちゃんと位置を確認したりしてない、今、はその位置を正確に確認している。。。大丈夫動いていない。。。動いていないが、少しだけ、大きくなってやしないか?。。。うん、そんな気がする。。。
いや、そんなはずはない、だって、大きさを比べるようなものは周りにないから、それもただの錯覚。。。ほら、こーして手を伸ばして、自分の指の大きさと比べて。。。
うん、時間がたったらもう一度やってみればいい。。。きっと大きさはかわっていないさ
ボクは冷静だった。。。大丈夫、ボクは冷静だし、ちっとも怖くない。。。幽霊の正体なんて、だいたいそんなもの。。。UFOだって、ほとんど錯覚なんだ
目を閉じていたのは、多分1分にもみたなかったに違いないが、ボクの中では、それ以上の時間、たっぷりと事実を検証するのに足りる時間、目を閉じていた思っている
ボクはなんの恐れもなく、目を開けて、あの忌々しい模様の大きさを測ろうとした
だが、そこに、さっきまであったはずの模様はなくなっていた。。。まるで部屋の中の闇の中に溶け込んでしまったかのように、姿を消してしまっていた
ボクは、ボクは、ボクは
恐怖した
つづく
はじめから読む
第7章
現代の日本には恐怖に満ちているようで、実はかなり少なくなっている
人は生き物である以上、自分の存在が脅かされる場面では恐怖を感じ、そこから多くのことを学び取る
これはできるだけ長く生き残るために必要な生物としての恐怖であり、ケガであれ病気であれ老いであれ、自分が傷つき、死に近づくようなことには恐怖を感じ、それを回避する努力をすることで自らの遺伝情報を後世に残し、その情報を共有化すること、<言語><記録><理解>によって文明は発達していった
つまりは恐怖を克服することによって人はこの地球上に君臨したのである
死の恐怖から遠ざかることに成功した人類にとって、恐怖とは非日常的な体験になりつつある
しかし、どんなに文明が発展しようとも、人々が逃れられない恐怖。。。あの暗がりに潜むなにかおぞましいものの存在を考えずにはいられないという類の恐怖。。。人の想像による恐怖だ
この恐怖ももともとは死を察知するための機能であったことは容易に推察できる
太古においては、物陰に潜む夜行性の肉食獣から身を守るためには必要な機能であった
しかし、現代においてその機能はおおよそ用をなさない。。。用のなさない機能は時としてとんでもない誤動作を引き起こす。。。いるはずのないものをいるかのように錯覚し、そのようなものに恐れおののき、<言語><記録><理解>によってそれは多くの人に共有され、闇に潜む怪物を作り上げるのだ
その夜ボクはあたらしい怪物を作り上げてしまった
題:蟲 作者:めけめけ
第6章 闇からくるもの
怖いテレビや映画を見たとき、きまってボクは眠れなくなる
特にそれが闇に潜む怪物や幽霊の話であればなおさらである
東海道四谷怪談。。。ワタシは今でもあれを好きにはなれない。。。怖いのだ
強欲と裏切りの末路。。。主人公によって謀殺されたヒロインは幽霊となって主人公を追い詰めていく。。。ついに主人公は気が触れてしまい。。。
扉を開く、振り返る、主人公の死角から次々と襲い掛かる幽霊の演出に、まさしくボクはトイレにいけなくなるほど恐怖した
そしてあの日の夜も。。。
ボクは布団に入り、ぼんやり天井を眺めていると、なにか闇の中でうごめくものを見たような気がした
なんだろう?
よく見てみると、それは小さなシミのようで、木目の模様のようのようで、或いは、虫のようで
。。。虫?。。。ゴキブリか?
あるいは。。。毛虫。。。?
公園でUの背中から払い落としたあの毛虫。。。あれはボクをめがけて這っていた。。。それは間違いない。。。だいたい、毛虫に目があるのか?単なる偶然、たまたま進行方向にボクがいただけじゃないか、たまたま。。。そう、たまたま、Uの背中に、何かの拍子で木から落ちててきたんだろう。タダの偶然に決まっている
天井のいままでまったく気にならなかった小さな模様。。。いつからあったのか、全くわからないけど、でも、ボクは考えてしまった。。。あの公園で振り落とした毛虫が、いまここまで追いかけてきたのではないかという疑問。。。恐怖を
もはやボクにはその模様を無視することはできなくなってしまっている。瞬きをするたびに、少しだけボクの顔に向かって天井を移動しているように思えてしまう。。。
いや、実際少しずつ動いている。。。いや、それは錯覚だ。。。でも、ほら、こっちの木目と比べて、もう少し下のほうに、最初は見つけたんではなかったか。。。
いや、ちがう、そんなはっきりとは覚えてないし、ちゃんと位置を確認したりしてない、今、はその位置を正確に確認している。。。大丈夫動いていない。。。動いていないが、少しだけ、大きくなってやしないか?。。。うん、そんな気がする。。。
いや、そんなはずはない、だって、大きさを比べるようなものは周りにないから、それもただの錯覚。。。ほら、こーして手を伸ばして、自分の指の大きさと比べて。。。
うん、時間がたったらもう一度やってみればいい。。。きっと大きさはかわっていないさ
ボクは冷静だった。。。大丈夫、ボクは冷静だし、ちっとも怖くない。。。幽霊の正体なんて、だいたいそんなもの。。。UFOだって、ほとんど錯覚なんだ
目を閉じていたのは、多分1分にもみたなかったに違いないが、ボクの中では、それ以上の時間、たっぷりと事実を検証するのに足りる時間、目を閉じていた思っている
ボクはなんの恐れもなく、目を開けて、あの忌々しい模様の大きさを測ろうとした
だが、そこに、さっきまであったはずの模様はなくなっていた。。。まるで部屋の中の闇の中に溶け込んでしまったかのように、姿を消してしまっていた
ボクは、ボクは、ボクは
恐怖した
つづく
はじめから読む
第7章

