紫三世
「彼らが俺たち宇宙飛行士を支えてくれる代わりに」
"In return for their support they provode,"
「俺たちは彼等の期待と夢を一身に背負って答えてやらなきゃならない。」
"we have to carry all of their expectation and dreams on our backs, and rise up to them."
「それが俺たちの仕事!」
"That's our job!"
JAXAの入社式で、茄子田会長の次に挨拶をすることになった先輩宇宙飛行士・紫三世。
「先輩として伝えておくことがある。
知ってるだろうけど、正式には君たちはまだ『宇宙飛行士候補者』と呼ばれる段階だ。
これから約一カ月、新人研修と国内オリエンテーションがある。
まあ、座学とか挨拶周りとか。
その後はNASAでの基礎訓練がひたすら続く。
たぶん1年半~2年間。
それが終わってようやく君たちは正式に宇宙飛行士と認定される。
そして、訓練の道中で気付くことになると思うよ。
さっき茄子田さんが言ってた『人』という字の支える側の想いにね。
人1人を打ち上げるために何百人もの人たちが係ってくる。
彼らが俺たち宇宙飛行士を支えてくれる代わりに、
俺たちは彼等の期待と夢を一身に背負って答えてやらなきゃならない。
それが俺たちの仕事!」
宇宙へ上がるということはみんなの期待と夢を一身に背負っていくということ。
支えてくれる人たちがいるから宇宙へ上がれる、決して一人で出来ることではない、感謝の気持ちを忘れずに。
今年もよろしくお願いします。