さて、今日の21時半は月に一度のお祭り騒ぎ、米雇用統計の発表がある。

市場予想、失業率は前月横ばいの7.5%、非農業部門雇用者数は16.3万人となっている。

自分が何をもとに予測するかは雇用統計カテゴリの中に散々書いてきたので割愛。

結論から言えば、失業率は前月横ばいか0.1%程度の改善の可能性があると思っていて、非農業部門雇用者数においては市場予想より悪い結果が出る可能性の方が高いだろう。
まあそれでも10万人は超えると思ってる。

昨日のロンドンFIXからドル円レートが急落、本格的な調整が来てる。
3時間程度で3円くらい下げたね。

って書いてる最中にまた96円割れたw


スキャルピング含めたデイトレードとかの超短期なら話は別だけど、長期トレンドの波に乗っかりたいなら、日経もドル円も買いの一手のみ。今は押し目を探す段階。

今年から自分で資産運用始めた人には、ここ10営業日くらいのこの大きな調整局面が最初の洗礼になるのかな。
相場は必ず波を打つもので、異常に強い上昇の後に、相応の強烈な調整が来るのはごく自然なこと。



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この先の個人的見通しについて。
ドル円は現在96.2付近。日足レベルでは向こう数日営業日の間はまだ下げる可能性が極めて高いと思う。
来年の1ドル110円超えを狙って円売りポジションを持つのは、93円割れから。
この大きな調整は、93円割れ~90円半ば、、、どんなに落ちても具体的には90.56タッチまでの間で終了すると思う。
そこまで届くかどうかはわからないけど、届かなかったら次のチャンスを待つだけ。
もし届いたら、リミット110円にして来年まで放置するでっかい円売りポジションを持つだけ。

日経平均は現在12840付近。
まず、1万割れの可能性はほぼ無いと思う。
マックスで11000円割れが調整の限界という見方をしていて、もし仮にそこまで落ちてきたら16000円目指して大勝負するやろな。
既に13500円から薄く買い下がってるけど、完全にミスったw


まあなんせ、デイ以下でまわすなら未だドル円は戻り売りスタンスの局面だと思います(・ω・)

現在持ってるポジションは、ドル円102.2Sと102.5Sのみ。
両方とも99.61に利益確定ラインを置いてる。
ストップは最初106.3に置いていたが、現在は103.7に引き下げた。
自分が順張りの時によく使う手法。

前回のメモに書いたCFDで日経9000円ジャストから仕掛けた長期保有予定のポジションは、思ってもみないほど早々に15000円に到達して利確。
2年近く塩漬けた86円台~87円台のドル円のポジションも、100円到達で利確できた。
短期の自動売買システムも、最近は一部パフォーマンスが落ち気味だけど、全体で見れば許容範囲内での運用成績。

なんやかんやと、今年の4月5月だけで、しこたま贅沢しなけりゃ向こう1~2年くらいはフラフラできるだけのお金を稼ぐことができた。


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最近は自己資産運用について知り合いの人から聞かれることがあった。
そういった事も含めて、これからFXやCFD取引で自己資産運用を考えてる人にもわかりやすいような内容で、できるだけ頻度を上げてブログ更新してこうかなと思う。

個別株式については殆ど触れない。
最後に触った個別銘柄は、東京電力と大林組。
3.11の後、原発が吹っ飛んで連日ストップ安をつけていた東電を250円から鬼のナンピン買いをしたり、その後の復興特需を見越して大林組の株を長期目線で買ったのが最後。
大林組は精神的に持ちこたえれず、若干の含み損で損切ってから、一度も個別株式はさわってない。苦手。

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向こう10日営業日程度のドル円見通しについて。

どこかで100円を割り込んでくると思う。
どこまで落ちるかはわからないけど、少なくとも99円も割れて、98.5は付ける可能性が高いと思う。
去年末から現在にかけて、ドル円レートはほぼ1本調子で上昇し続けてきた。
それがどれほど異常な上げ方なのかは、例えば日足チャートの200日移動平均乖離率におけるローソクの位置が10%を超え続けている期間の長さからもわかる。
ただし、200日移動平均乖離率からわかるのは、近い内にどこかで大きな調整がくるという情報だけで、それがいつなのかというところについてはわからない。
個人的には、それに加えて複数のオシレーターからの情報などが、近い内に大きな調整が来ると思っている根拠。

もし仮に自分の思惑通りに近々に大きな調整が来て、再び100円割れて90円台の推移になった場合、どこまで調整が進むかは今の時点では全くわからない。
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長期的な目線について。
円高・株安の長期トレンドは、去年の12月に完全に終わった。
一度長期的なトレンドが転換すると、少なくとも3年は継続する。
もし現在のトレンドに乗り遅れたなら、押し目買いのチャンスはまだまだあると思う。
それが1週間後なのか、半年後なのか、2年後なのかは全くわからないが。。。

下の数字は、直近13年間のドル円年間ボラティリティ↓

2000年 13.64円
2001年 18.51円
2002年 19.73円
2003年 15.07円
2004年 13.03円
2005年 19.70円
2006年 10.88円
2007年 16.93円
2008年 24.90円
2009年 14.38円
2010年 14.74円
2011年  9.98円
2012年 10.76円
+----------------+
平均15.55円


ドル円の年間ボラティリティ(変動値幅)から分析するならば、直近10年程度は、リーマンショックのあった2008年の24.9円という特殊過ぎる例外を除いて、20円以内。平均して15.5円。
今年初めのドル円レートが86.6付近ということは、年間ボラティリティの平均値で言えば102.1円辺りが天井圏となる。
直近13年という少ないデータから断定的に言うことはできないが、平均値以上のボラティリティになる年は、その前年が平均値以下になる傾向がある。
レンジ幅が狭まってきたら大きく動く前兆というのはよく言われることだが、そういったアノマリー的なものとも合致する。
2011年・2012年がそういう値幅の狭まった年というのを考えると、今年のボラティリティは平均値以上~最大20円未満という見方をすることができる。
そう考えると、今年の天井圏は、平均値で考えた102.1円より、102.6~106.6未満と考える方がより的を絞った参考値になる。

つい1週間ほど前、ドル円レートは103.6という値を付けた。
その辺りから、、、具体的には5月20日だったと思うけど、個人的なテクニカル分析のオシレーターは上昇の勢いが完全に死んだ天井圏を示唆し、現在のドル円レートは101円を挟んだ値動き。


まあ、あくまで見通しについて高い可能性に高い可能性を重ねた分析をまじえただけの話ですけど。

なんぼ分析手法を知ったところで、最終的に利益を残すトレードルールまで発展させなけりゃ全く意味がないのです(´・ω・`)



知らんけど。
久々裁量トレードの日。

今日の東京時間、寄り付きから仲値過ぎまでの値動きは毎年恒例。

ついでに、久々コメント欄にリアルタイムポジ晒し。

ほいじゃ、そういうことで。

とりあえずドル円94.052S50枚発射。

そして仮眠zzz
今週終値

日経平均 12560円
NYダウ 14434ドル
ドル円 95.23円付近
ユーロドル 1.3075ドル付近。

今週はユーロが良い値動きだった。
1週間通して損切りなし、逆にドル円は微益。
CFDで日経225のポジションはもう数ヶ月放置してる。リミットは15000ジャスト。
年末くらいから着手して年始には稼動させてたけど、為替の短期シグナルは全てMT4にプログラミングしてシステムトレードに切り替えた。
日経オプションと個別株式は今年に入って一度も取引していない。

大まかな方針としては、日経平均15000円・ドル円100円を今から半年~1年半で到達するという前提で、数ヶ月前から結構大きくポジションを取ってる。

ドル円は、まさかこんなに早く95円オーバーまで来るとは思ってなかった。
一時96円台まで上昇したけど、さすがに100円は近くて遠いと思ってる。向こう1ヶ月程度の見通しとして、85円台くらいまでの下落は想定内。
ユーロも大きなレンジで揉む展開を想定してる。来週に大きなトレード機会が来るとは期待してない。
どちらかに急激に大きく動いてくれれば5分足で、1.32半ばまで伸びてくれれば1時間足で。
って書いてても、システムトレードだと本当にやることがない。

ブログを更新しなかったここ数ヶ月は大体こんな感じ。


半年くらい前から進めてきた新しいビジネスプランが、今月に入ってようやく初の収益を出すことができた。
と言っても、自分が表立ってやってるわけでもない。
ある程度の資金と銭勘定のノウハウと考え方を持った自分と、ある加工技術とやる気のある誠実な人間とタッグを組んだだけ。
このプランを実行に移すためにヨーロッパに飛んだり工房作ったり、帳簿を教えたりとしてきたけど、もう最終段階。
あとは帳簿を見ながら方向性を話し合ったりするくらい。自分は完全に後ろに隠れる。

表立ってどうのこうのするのがあまり好きじゃなくて。
何者にもなりたくないという気持ちがいつもどこかにあるんだよね。


4月に入るころには、以前のように時間的余裕がたっぷりある生活に戻ると思う。
今のところは4月下旬に上海に飛ぶ予定が1件あるだけ。

漠然と、またスキャルピング含めたデイトレード生活に戻るのかなぁとか考えてたけど、ただ口座の資金とチャートを見つめて引きこもってトレードしたり検証するだけの生活には戻りたくないなぁとか。

ぶっちゃけ、孤独にやり続けることに飽きた。
一筋縄で思ったようにいかないことも多々あるけど、やっぱ人と関わってくのは楽しいとか感じてるし。

バリバリの短期トレーダー生活に戻っても、次は他人と関わっていくと思う。

多少の進路変更や回り道があったりするけど、人生の羅針盤が指す最終目標の方向は1ミリも変わらない。
戦績
9戦6勝3敗。

12月頭に発表された分については、+9pipsという際どすぎる収益。
3勝分のアドバンテージがあるにも関わらず、年間通しての収益については頭を抱えるほど僅かなプラス。
都度ブログに見通しを書き綴ってきたが、直近2ヶ月の数字の外し方は相当に酷かった。

個人的な過去数年の雇用統計における収益を年単位でグラフ化すると、完全に右肩下がり。
まぁ、初期の頃はぶっ飛んだレバレッジで狂気じみたトレードしてたから置いといたとしても、このまま特に何も改善しなければ、恐らく今年はマイナス収益に落ち込んでくんだと思う。


反省すべき点は何なんだろうか?


年末年始はそんなことを何日も考えて過ごした。

雇用統計より先に発表される同じ月の分の経済指標から数字を予測するというやり方が正しいのかどうか?

それは多分、3年とか4年程度の結果から判断すべきではないと判断した。
少なくとも10年。10年はデータが集まらないと判断すべきではない。

よく、統計は政治的な理由で操作されているといったオカルトを唱える輩がいるが、それは単なる追及の逃げ口上でしかないと思う。
そう結論づけてしまえば、自分が予測できないことも大して努力しなかった事実も棚にあげて、わかろうと努力することもしなくてよくなるからだ。すごく簡単だよね。
統計が操作されているという決定的な根拠は何もない。むしろ、操作されていないという根拠は山のようにあるが、それらをひっくり返すような決定的な証拠は一つもない。

自分自身がやるべきなのは、とにかく数字を記録し続けて、予測することをやめないこと。
今の時点ではそれ以上の結論は無いと思った。

自分自身に言い聞かせる言葉があるとするなら、
「たかだか数年程度の追跡だけでわかったような思考回路になるな」といったところか。


ボンヤリとだけど、多分、一年とか数年単位の雇用情勢の大きなトレンドを計るためのパラメーターが必要だと思う。
それが上向きなら今月は予測から○万人プラスするとか、そういった感じに使うパラメーター。
ただのアイデアだけど。


昔から一貫して重要だと考えてきたのは、「どういう戦略を組むか」というところで、予測に頼っただけのトレードをしていれば、2012年の雇用統計の収益は間違いなく赤字だった。

どういう戦略を組むかといっても答えは一つで、「いかに負けない戦略を組むか」といった方がしっくりくる。
負けない為には、トレードしないというのも立派な選択肢の一つで、とにかく手堅いところ、どんなに小さな利益であろうとも、手堅いところだけを狙う。
大きな利益を得る可能性があっても、大きなリスクがあればためらわずに引き下がる。

2013年のメインテーマは、それを常に最大限意識して雇用統計に挑む。


雇用統計以外のところはもう完全に形になってる。
11の売買シグナルを稼動させてる状態だけど、いつぞやに一部の皆さんに教えたシグナルは今も生きてますよ。

今日の雇用統計については、発表前までにまたアップします。
先月は1敗にカウント、今年の雇用統計戦績は8戦5勝3敗。
今月は今年最後の雇用統計、既に勝ち越しは確定してる。

10月分の後書きも書かず、ブログも更新せずw
今月は少しイレギュラーに書く。時間短縮。

この一ヶ月は色々あって、新しいビジネスの種を求めてヨーロッパでチャリンコ走り回ったり、30代に突入したり、久々にマジで忙殺されてる最中。

また落ち着いたらブログに色々書こうと思う。

さて、今月の市場予想は


失業率 7.9%
非農業部門雇用者数 8.7万人

となっている。

前月の17.1万人という強い数字から一転、とても弱気な予想だ。

自分が何を基に予測をしているかはこのブログカテゴリに全て書いているので割愛。

まず、参考指標を眺める限り、非農業部門雇用者数が前月を上回る可能性は天文学的確率だろう。

今月の雇用統計の焦点は、どこまで数字を悪化させるかにある。

雇用統計データサンプル採取週の失業関連指標から、今月の失業率が7.9%から0.1~0.2%悪化させる可能性はかなり高い。
また、他の参考指標の殆どから、今月の非農業部門雇用者数は前月から大きく悪化する可能性が極めて高いことが読み取れる。
個人的にはどこまで悪化するかは読みきれない。
年末商戦の臨時雇用も含めて、市場予想はとても絶妙な数字を出してきてる。

恐らく、発表までは悪い結果を織り込んでリスク回避の動きになると思う。
ドル円レートならば、発表時は81円台だと思う。


続きはまた発表までに追記する。


19時25分追記
現在ドル円レートは8238付近。
82.3と82.4でショートポジションを持ってる。
こっから発表までは頭重く、下落気味に推移すると思ってるが、81円台までは厳しそう。
どの道、発表までにドル円Sは決済する予定。
多分、発表直前だと思う。
今回は雇用統計だからという理由でのポジションを持つ気はあまりない。
基本的にドル円は日足チャートを見てトレードしてる。
79円台前半のロングポジションを持ってるが(ツイッターにはリアルタイムで書き込んだ)、82.85という利確ポイントにわずか2pips足らずで刺さらず、現在も保有中。次押してから上昇するようであればリミット外して、もっと上の方に指しなおすと思う。
80.96と80.51に買い増しのロングポジションを指してる。

雇用統計、仮に市場予想を下回ったとしても、そこまで悪い数字が出るとは思ってない。年末商戦の時期だからね。
もしとんでもなく悪い数字が出て、思い切り下落したとしたら、円売りポジションを持つチャンスだと思う。

ドル円は、中長期的に円安トレンドだとかなり自信を持って言える。
中長期的というのは、最大1~2年程度を指してる。
3年以上先の予想なんて自分はしたことがないけど、それは不確定要素が多すぎて、予測するだけ完全に無駄だと思うから。
今ままで明確なインフレターゲットを発表したことのなかった日銀が、白川さんの口によって明言されたのは記憶に新しいが、日本の政権は高確率で自民・安倍さんになるだろう、多分。
白川さんが一体何%のインフレターゲットを明言して、安部さんはどれくらいのインフレターゲットを見据えているのか、調べればすぐに出てくる。
誰がどう考えても強烈な円安要因。

また、中長期的なトレンドを予測するにあたって絶対に外せないのは国債の金利差。
ドル円で言えばアメリカと日本の金利差を指すんだけど、どちらも実質0%なわけで。

それで追加緩和の話なんかになると長くなるので、まあなんせ、安倍さんが政権とればドル円90円台回復はほぼ間違いないと個人的に思うし、それを見据えた円売りポジションをたっぷりと持つ。

最近は資金的に随分と余裕があるもんで、デイトレード用と長期ポジ用に振り分けたとしても、結構な枚数で勝負できる。

勝敗は、ドル円82.3Sと82.4Sの損益だけで決めようと思う。
発表までには間違いなく決済してる。


明日の21時半、10月米雇用統計の発表がある。




月に一度のお祭り騒ぎ。



今年の戦績は7戦5勝2敗。


そこそこ見栄えはする戦績にはなってきたが、それなりの知識と一定のロジックでトレードしてりゃ誰にでも達成できるようなレベル。
優秀かどうかの判断は勝敗の戦績だけでは全く判断できない。


前回の雇用統計から今日この瞬間まで、経済について何か発信しろと言われれば注目すべき動きは結構あったが、このブログ記事のテーマはあくまで雇用統計。

ただひたすらに雇用統計に関することのみに焦点を絞って書いている。

今月も同じく。。。



さて、今月の市場予想は

失業率 7.9%
非農業部門雇用者数 12.5万人
民間雇用者数 12.4万人


となっている。


自分が何をもとに数字を予測しているかは「雇用統計関連」のカテゴリの記事の中に全て書いており、参考にする経済指標がどういったものかについては「経済指標解説」のカテゴリの記事に書いてるので割愛。


いつも通りにテンプレ形式で参考指標の個人的な所感について書いていく。


[新規失業保険申請件数・継続受給者数について]
今月の雇用統計データサンプル採取週の失業関連指標は、

※(  )内は前月の数字

新規失業保険申請件数39.2万件(38.5万件)
失業保険継続受給者数325.6万人(327.5万人)

新規は悪化、継続受給者数は改善。
この数字から読み取れるのは、今月の失業率は前月比±0.1%で収まる可能性が極めて高い。
しかし、この2ヶ月間の推移、特に前月の不可解な大幅改善を考えると、今月の市場予想の7.9%という数字はやはり大本命。
先月は非農業部門の数字の割りにドル円は大きく伸びたが、それは失業率の大幅な改善がもたらした部分が非常に大きいと見ている。
基本的に今は、失業率が相場に与える影響はそれほど大きくない地合い。
今月の失業率が、先月のように大きな値動き要因になるとは思っていないので、重要視はしていない。
個人的な数字の感覚では、7.9%か8.0%のどちらかで今月は収まると思っている。



[NY・フィラデルフィア・リッチモンド地区の各連銀製造業景況指数の雇用指数について]
&
[シカゴPMIとISM製造業・非製造業の雇用指数について]
※( )内は前月の数字

NY=-1.08(4.26)
フィラデルフィア=-10.7(-7.3)
リッチモンド=-5(-5)

ISM製造業景況指数=52.1(54.7)
シカゴPMI雇用指数=50.3(52)

総じて悪化。
今月も製造業関連が足を引っ張りそうだ。
この数字から読み取れるのは、今月の非農業部門雇用者数がポジティブサプライズになる可能性を遠ざけるということ。
製造業を除いて予測した数字から、2~3万人程度のマイナス要因になると思う。



[コンファレンスボード発表の消費者信頼感指数の雇用に関する条項について]
※( )内は前月の数字

仕事が豊富と答える人=10.3%(8.1%)
仕事が得にくいと答える人=39.4%(40.7%)


揃って改善。それもかなり強い。
仕事が豊富と答える人の10.3%という二桁台の数字は、リーマンショック以降初。
この指標から読み取れる情報は、非農業部門雇用者数がネガティブな数字の出る可能性を大きく遠ざけ、ポジティブサプライズの可能性を引き上げたということ。

しかし、あくまでこの指標だけから読み取れる情報。
短絡的に{この指数が良かったから非農業部門は○○万人!」みたいな発想は今までもした記憶がないし、今後もしない。もちろん、今回もしない。

考え方は消去法の連続で、この消費者信頼感指数の数字をどう考えるかは、ネガティブサプライズ、例えば非農業部門がマイナスとか、3万人4万人というような数字が出る可能性を大きく排除したに過ぎない。


[ADP雇用報告について] 
※( )内は前月の数字

ADP雇用報告=15.8万人(11.4万人)


相変わらず前月の修正幅が酷いな。。。
修正前は前月が16.2万人という数字。
修正前・後と、どちらの数字からでもいいけど、今月との開きは注目するほどではない。
今月もこの数字は軽視で良いと思う。無視に近い軽視。


[チャレンジャー人員削減数について]
※( )内は前月の数字

チャレンジャー人員削減数+11.6%(-70.8%)


比較的大きく悪化した。
普段は軽視か無視するこの指標も、これぐらいの変動があれば軽視することはできない。
この指標から読み取れる情報は、ポジティブサプライズ、例えば今月の非農業部門雇用者数が15万人とか16万人というような、株価も為替も商品も全てがリスクオンになるような数字が出てくる可能性がかなり薄くなったことを示唆している。



[参考指標全体の総評]
まず注目すべきなのは、今月の参考指標、前月がほぼ全て下方修正されていることから、前月の非農業部門雇用者数も下方修正される可能性は極めて高いだろう。
各指標の修正幅を見てる感じでは、ほぼ確実だと思ってる。
個人的な過去の経験からの感覚でしかないけど、前月の非農業部門雇用者数の11.4万人は、10万人未満、、、さらには前々月の9.6万人の数字すら下回るほどの下方修正になる可能性が結構高いと思ってる。
個人的には9万人前後の数字を本命にしてる。

基本的に今の米経済は製造業を除いて右肩上がりのトレンド。
こういう時は、指標だけで数字を予測した後、2~3万人程度プラスすると精度が上がるように思うが、今月は製造業関連指標の雇用の悪さからその要因もプラスマイナス0で考えてる。
そして、先月から再び政府雇用の解雇が止まった。この辺はどう修正されるかで見極めたいので、今のところ積極的に考慮するつもりはない。

前月の修正後の数字よりも若干多いくらい、、、10万人くらいだろうか。
±1万人くらいの幅で非農業部門雇用者数の数字が落ち着く可能性が若干高いと思ってる。
まぁ、市場予想の12.5万人には到底届かないだろう。


ということで、今月の個人的予想は、

失業率 7.9or8.0%
非農業部門雇用者数 10万人±1万人

前月はほぼ確実に下方修正される

でファイナルアンサー。


今月はISMの非製造業景況指数の発表前の状態で雇用統計をこなす。
その時点で、100枚単位とかそういった大勝負は自分はしない。
尚且つ、慎重になるというのがマイルール。

直近3ヶ月の失業率推移を見てるとかなりイケイケで改善されてきた。
さっき発表されたコンファレンスボード発表の消費者信頼感指数は相当強い数字だったし、先月の発表後の上昇っぷりの記憶も鮮明に残ってる。
発表前、ドル円では期待上げが今月は来ると思うので、そこで大きめに勝負に出たい。
ドル円は79円台半ばでロングポジションを持っていたが、80円ジャストで既に利確してしまった。。。
今日の深夜~明日の東京時間の間にもチャンスがあればドル円ロング→発表2~3分前に全利確という戦略に出るつもり。
クラスター式に色んなところでボコボコとロングポジション入れていくと思う。
発表の瞬間を狙うかどうかはまだ決めかねているけど、もし狙っても大勝負はしない。
そして、狙うならドル円ショート。
もし非農業部門の数字が自分の予想レンジの枠を外して強かったとしても、前月の下方修正はほぼ確実だと思ってるので、上値は重たい展開になると思う。
完全に自分の予想通りの数字だったら、発表の瞬間にズドンと下に落ちると思う。
株価はどういう推移になるかは予想が付かないし、ユーロは1.304と1.3084に既にシグナルのポジションを指してるので、雇用統計だからという理由で株価指数やユーロはさわらない。


後はまぁ、いつも通りコメント欄にリアルタイムでポジション書き込んでいきます。




ちなみに、最近はツイッターの方で頻繁に書き込んでて、そこでドル円のシグナルについて高確率で利確できる具体的な内容の手法を書いたけど、大事なコト書き忘れてたわ。
「シグナルが発動しても、雇用統計の時はスルーする」
まぁ、半分匿名性のあるような場所に書き込んであった内容をそのまんま検証もせずに使うような人はいないだろうから、今更どうでも良かったりする。
遅くなったけど、ちゃんと更新しておく。
今後どこかで自分自身のやり方を振り返る必要性があった時の為に。

結果


失業率 7.8%
非農業部門雇用者数 +11.4万人
民間雇用者数 +10.4万人


27週以上長期失業者数 484.4万人


※前月修正
非農業部門雇用者数 8万人→14.2万人
民間雇用者数    8.4万人→9.7万人


[結果を受けた上での個人的予想について]
非農業部門は微妙に外し、失業率は大はずれ。
失業率に関しては、もう仕方ない。
これだけ改善するような根拠は、自分のやり方の中には一切ないので。


[結果についての個人的な印象や解釈]
失業率の異様な改善、非農業部門の不可解な前月修正。
今までずっと政府雇用に対する解雇が非農業部門を多かれ少なかれ圧迫してきたが、何故か前月修正が入って、前月から再び雇用が始まった。
その理由を自分は知らない。
失業率の不可解な改善の理由があるとするなら、たぶんその辺だと思う。


[自分が取った戦略について]
最初、発表された失業率の数字を見間違えて、8.2%だと勘違いしたのはちょっと痛かったが、結果オーライ。無駄に心臓が痛かったし、多分2~3回のスキャル分機会損失した。
まぁ、基本的にはコメント欄にリアルタイムに書き込んだ通りの戦略を考えてたし、その通りにポジった。それだけ。


[終わりに]
確定益はプラスだったので、一勝にカウント。
これで今年の雇用統計での戦績は7戦5勝2敗となった。
正直、ショボイ利益だったけど、無理する必要なんて全くなかった。
自分の予測に自信がもてなかったし、損しなかっただけで十分。

金曜の21時半、9月米雇用統計の発表がある。




月に一度のお祭り騒ぎ。



今年の戦績は6戦4勝2敗。

先月は自宅にいなかったので不参加だった。
時間に自由の利く稼業の特権、どの道参加してたら損失食らってただろうし、気分は良い。
この1ヶ月の間には、個人的に色々と動きがあって、使う証券会社をゴソっと変えて資金を移した。
色々と理由があるけど、いつか書ける範囲でブログに書こうとは思う。



さて、今月の市場予想は

失業率 8.2%
非農業部門雇用者数 11.5万人
民間雇用者数 12.9万人


となっている。

自分が何をもとに数字を予測しているかは「雇用統計関連」のカテゴリの記事の中に全て書いており、参考にする経済指標がどういったものかについては「経済指標解説」のカテゴリの記事に書いてるので割愛。


いつも通りにテンプレ形式で参考指標の所感について書いてく↓↓↓



[新規失業保険申請件数・継続受給者数について]

今月の雇用統計データサンプル採取週の失業関連指標は、

※(  )内は前月の数字

新規失業保険申請件数38.5万件(37.4万件)
失業保険継続受給者数327.5万人(332.1万人)

新規は悪化、継続受給者数は改善という区々の結果。
この数字から読み取れるのは、今月の失業率は前月横ばいの8.1%か、0.1%悪化の8.2%か、どちらかに収まる可能性が極めて高いということか。
逆に、0.1%改善される可能性はかなり低いと思う。個人的には全く考えていない。
そもそも、前月が前々月に比べて0.2%改善されたというのが少し行き過ぎているように感じる。
0.1%悪化するか、横ばいか、、、0.1%悪化する可能性が60%くらいといったところか。
今年の失業率推移を見てみると、ずっと8.1%~8.3%の間に収まってる。
今月がそのレンジを越える可能性は低く、どちらの数字が出たにせよインパクトは殆どないと思うので、あまり注目していない。



[NY・フィラデルフィア・リッチモンド地区の各連銀製造業景況指数の雇用指数について]
※( )内は前月の数字

NY=4.26(16.47)
フィラデルフィア=-7.3(-8.6)
リッチモンド=-5(-5)


どの地区もかなり弱い。
少なくともこの数字を見て、今月の非農業部門雇用者数が前月を上回る可能性を考えることはできない。


[シカゴPMIとISM製造業・非製造業の雇用指数について]

※( )内は前月の数字

ISM製造業景況指数=54.7(51.6)
ISM非製造業景況指数=51.1(53.8)
シカゴPMI雇用指数=52(57.1)

ISM製造業は3.1ポイントと、前月に比べて強い数字が出たが、シカゴPMIや各連銀地区製造業の数字と比較すると、どうしても楽観できない。
シカゴPMIの数字の落とし方はかなり気になる。
ISM製造業の数字から読み取れるのは、今月の非農業部門雇用者数が、とんでもないネガティブサプライズになる可能性を若干遠ざけるといった程度じゃないだろうか。

製造業関連は相変わらず低迷、今月の場合はISM以外にポジティブにとらえる材料は無し。

その状況においてISM非製造業景況指数の数字は個人的にかなり注目する流れだけど、前月に比べてこの数字の落とし方では、、、厳しいの一言に尽きる。



[コンファレンスボード発表の消費者信頼感指数の雇用に関する条項について]
※( )内は前月の数字

仕事が豊富と答える人=8.3%(7.2%)
仕事が得にくいと答える人=39.9%(40.6%)

揃って改善。
この指標から読み取れるのは、今月の非農業部門雇用者数が前月を上回る可能性があるということ。
但し、ポジティブサプライズになるほど強含む可能性はあまり考えなくて良い推移だと思う。


[ADP雇用報告について] 
※( )内は前月の数字

ADP雇用報告=16.2万人(18.9万人)

小幅の拡大。
この程度なら無視していいレベル。



[チャレンジャー人員削減数について]
※( )内は前月の数字

チャレンジャー人員削減数-70.8%(-36.9%)

比較的大きく改善された。

この数字から読み取れるのは、非農業部門雇用者数がネガティブサプライズになる可能性を遠ざけ、且つ製造業以外の業種での安定した雇用を裏付ける根拠になりえると思う。


[参考指標全体の総評]
相変わらず製造業関連は酷い数字。
そこが強ければ非農業部門は20万人台とかも期待していけそうなものだけど、まぁ中々そう簡単にはいかないようだ。
逆に言えば、製造業が目覚しく回復してくれば、とんでもないポジティブサプライズを引き起こす場面を事前に予測できるかも知れないという期待を持たせてくれるが、それは来月以降の話。

製造業以外では底堅い印象を受ける数字が並んだが、どれも今月の非農業部門が16万人とかそういった超絶リスク選好になるような数字が出てくる可能性はあるかと聞かれれば、答えはnothingとしかいいようがない。

極めて悪い数字、、、例えば、非農業部門が+2万人とかマイナス圏とか、そういった数字が出る可能性は少ないと思うが、市場予想の11.5万人を明確に超えてくるとはあまり思わない。
前月と同じく、9.6万人、民間雇用ベースでは10.3万人辺りから若干数字を落とす可能性が比較的高いと思う。


ということで、今月の個人的予想は、

失業率 8.1%or8.2% 悪化の可能性が若干高い。
非農業部門雇用者数 9万人±2万人

でファイナルアンサー。

発表前の期待上げがあるかどうかは怪しい。
正直、今月の自分の予測はかなり頼りないので、テクニカルを中心としたトレードになると思う。
発表の瞬間をもし狙うなら、ドル円ではショート、ユーロドルではロングといったドル売り。
CFDで株価指数を狙うなら、どれもショート一色といったところか。金はロング。
仮に発表時を狙うのなら、ね。


今月の個人的な戦略としては、発表時をスルーして、ユーロドルが上に跳ねたら逆張りS、ドル円が下に急落したら、少なくとも78円以下から買い下がり。


ドル円は日足レベルでフラッグを作りにいくか、上に伸びてく展開を濃厚視している。
来週前半は頭重く下げ気味に推移するかも知れないけど、基本戦略は買い下がりの一手。

あとはいつもどおりコメント欄にリアルポジ晒してこうかと思う。


最後に、要所要所で同じことを書いているが、儲けを出す為には数字の予測を当てることより、どういった戦略を組むかがとても、とても重要だ。
大きな儲けを狙い続けてれば、必ずどこかで痛い目にあう。
リスクを取っていく中で、いかにリスク回避的に立ち回るか?それが短期トレーダーの宿命じゃないだろうか。

知らんけど。
そういえば、雇用統計のブログ記事を書かなかったのは、mixiからアメブロに移行してきてから初めてかも知れない。

6日の朝から東京に行って、友人の仕事を見守ってた。
とあるホールで開かれたオークションに出品していたので、入札が入る様子をずっと眺めていた。
150万くらいの値がつけばいいと言っていたのが600万近くで落札されたり、入札が入れば10万でもOKというものが100万近くで落札されたり、結構儲かってたみたい。
その絡みで、自分も今月の25~27日は上海にいる予定。

金曜の夕方までには大阪に帰ってくるつもりだったけど、その場の流れというか、もうちょっといたくなったので東京に滞在。結局月曜の朝まで東京にいた。

雇用統計発表時は、新宿のゴールデン街にて、携帯でレートを眺めていた。
木曜の参考指標の数字を確認していなかったので、ポジションを持つことは毛頭にも考えてなかったけど、その時での自分の予測は、要約すればドル円では上、ユーロドルは下に跳ねるというものだった。

FOMCを見越して、初動でそうなった場合は徹底的に逆張りのドル売りポジションを持っていたと思う。攻撃的に戦略を組んだとしたなら、初動狙ってドル買い、ドテン逆張りといったところか。

まぁ、自分で言うのもなんだけど、今となっては何とでも言えるし、こんな発言は無価値。

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東京を案内してくれた友達のおかげで、滞在時は全てが刺激的で、充実して、本当に楽しかった。
色んなお店を紹介してくれて、色んな話を聞かせてくれて、色々と考えたり。
特に印象に残ったのは、その友達の発した「Enjoy my life!]という言葉。


あぁ、そうだそうだ、なんか忘れてたような、失くしてしまっていた大切なことだ。


毎日チャートを見て、毎日検証して、毎日経済ニュースを眺めては情報の取り捨て選択をする日々。
閉ざされた氷のような心の中に、安心と安定を見出した気になっていたような気がする。

孤独な稼業は、常に自分との闘い。
ストレスは尋常じゃないレベルだと自分で感じる。でも、やめられない。やめる理由が無い。
いつ終わるのかも、結果を出すことができるかもわからない、単調な検証作業をひたすらやるのは、それが自分の収益に直結するとわかっていても恐ろしく心理的に負荷がかかる。
チャンスが到来してポジションを持つと、ストレス。
含み益でもストレス。
含み損でもストレス。
決済をした時に初めてこのストレスから開放される。
しかし、連敗すればその開放も無い。

このストレスがどれほどのものかという一つの証明をしたいと思って、一般的に心理的・肉体的に負荷が高くて達成し辛いと言われていることを始めた。
自分で経験して比べるのが一番早いと思ったので。

孤独な家業を続けていると、時々自分が最初に見据えたゴールや道筋を、知らず知らずの内に外れてしまうことがある。
注意をしてくれる人なんて誰もいない。
自分で選んだ道を、自分で責任を持って進めていくうちに、Enjoy my life!なんてシンプルな事すら忘れていたように思う。



緑豊かな大地は恐ろしい。
何が起こるかわからない。

何が起こるかわからない緑豊かな心の大地で、幼少期の頃から大体自分にとっては良くないことばかりが起きてきた。
良くないことばかりが起きる心の大地に対処するのは簡単。全体を冷たい氷で塞いでしまえばいい。

冷たい氷の中の世界は、これといった変化は起きない。

いつしか、その氷の中を居心地の良い場所だと思うようになっていたけど、本当は本気で望んでることでもなかったんだよね。


そんな氷が、少しだけ溶けた気がする。


良き人との巡り合わせに感謝する、そんな旅路の記憶。