今ごろですがガーン
中秋の名月と満月が重なるのは8年ぶりのことだとか…
こちらは残念ながら月が見られず、みなさんのお写真でお月見をさせていただいた私ですにへ 



さて、今日はひとつ前のブログのつづきのお話です



遥か昔、まだ私が小学生か中学生の頃に初めて読んだ『赤毛のアン』は、もしかしたら村岡花子さんの翻訳それとも別の方だったのかな…



その頃は一冊の本に何人もの翻訳者さんがいらっしゃるなんて思ってもいなかったから、作者であるルーシー・モンゴメリの名前しか記憶になくて…



大人になって、松本侑子さんの翻訳本をお迎えして…
その後NHKの朝ドラ『花子とアン』を観て、初めて村岡花子さんに注目…



それからしばらくして手元にお迎えした
『村岡花子と赤毛のアンの世界』
その中には『花子とアン』のドラマにも出てきた『ミミズの女王』や『たんぽぽの目』も掲載されていることも嬉しくて音符



『村岡花子と赤毛のアンの世界』には、ドラマで仲間由紀恵さんが演じられた、柳原白蓮さんと村岡花子さんのお話もあったりします



そんなお二人のお話に、遥か昔の学生時代に憧れた偉人の一人、アルフレッド・テニスンの詩が出てくるんです



花子さんと白蓮さんは、まさにアンとダイアナでいうところの″腹心の友″であったとか…
竹久夢二が描く美人画のような、たおやかで儚げな雰囲気の白蓮さん…



まだうら若き乙女の頃、夢中で読んだテニスンの詩集
何十年を経ても、いまだに記憶から消し去られることのないテニスンの名前です…



恋をして恋を失った方が、
一度も恋をしなかったよりマシである。
―テニスン―
この詩をご存じの方、きっといらっしゃるはず…



ある時、花子さんが白蓮さんにテニスンの『王の牧歌集』の中のアーサー王妃ギネビアの物語を翻訳したノートを貸してくださったそうなんです
その最後の結びに書かれていたのは…



をとめの恋は栄光の冠、
人妻の恋はいばらの十字架、
燃えさかる恋の焔に二つはなかろうものを、
人の世のおきては悲しくも冷たい



だったとか…
まさに白蓮さんの未来を予言するかのような詩に、『のちに自分がこの物語と同じような運命をたどろうなどとは、夢にも思っていませんでした』と、白蓮さんご自身の言葉として残されているそうです



そうそう『赤毛のアン』の本&映画
そのどちらでもとても印象に残っている場面があります
アンと友人たちとの″ごっこ遊び″~
アンが白百合のお姫さまエレーンになり、亡骸となって小舟に乗せられ川をくだっていくシーンです



原作でいうと第28章
《たゆとう小舟の白ゆり姫》
私が持っている松本侑子さん訳では《不運な百合の乙女》となっています



白百合の姫エレーンはテニスンの詩『国王牧歌』の中の登場人物…
テニスンが、アーサー王伝説に基づいて書いた詩「ランスロットとエレーン」が引用されているとか…



ハムレットのオフィーリア…
ミレーの絵画オフィーリアを思い出すシーンでもあります



ジョン・エヴァレット・ミレー
《オフィーリア》
(画像お借りしました)
そのシーンで、私と同じようにこのオフィーリアを思い出した方も多かったのでは…



それと、いつかご紹介したいと思っている私の大切な本の中の一冊…
『すみれノオト』や『紫苑の園』の作者である、松田瓊子(まつだけいこ)さんとも村岡花子さんは交流があったとか…
あらためて、そのお顔の広さに驚きでしたキャ



そして私のブログにもたびたび出てくる、私のバイブルでもある『西の魔女が死んだ』の作者である梨木香歩さんと熊井明子さんの対談をはじめ、興味深いお話がそれはそれは盛りだくさんなのです音符
ご興味がおありになったら、ぜひぜひ手にとってみてくださいねにへ



そうそう、熊井明子さんはポプリ研究家の第一人者と呼ばれている方…
ポプリ好きな私も、もちろん熊井さんの著書を持っています



*ひとりごと*



今年もヘレニウムのお花が咲きました音符
いつもアンの麦わら帽子を思い出してしまう…そんなヘレニウムです👒
レンズを向けたら、なにげにアマガエルさんが乗っかっていました🐸



そうそう、また『赤毛のアン』のお話に戻りますが、アンがダイアナをお茶会に招待し、いちご水のつもりで果実酒を飲ませてしまった事件がありましたよね…



ずっと憧れていたいちご水…
昔々に読んだ本にはいちご水と書かれていました
でも、正確には木苺水(ラズベリーコーデュアル)だということを、松本侑子さんの翻訳本で知りました



そしてマリラお手製の果実酒はカシス酒のこと…
カシスは黒すぐりの実です
あっ!私をはじめファンの方がとっても多いブロ友さん、カシスさんのお顔が浮かんでしまいましたにやにや
(って、もちろんお会いしたことはないので勝手な想像だけど~笑)



カシスさんといえば…
このタイミングなので、まるで作り話のようだけど、本当のお話です
実はね、昨日、私の夢の中にそのカシスさんが出てきたんですキャ
それがとってもリアルな夢で、なぜか裏の家の私の幼馴染みとカシスさんが知り合いという設定なんですガーン



そして、その幼馴染みが家族経営のcafeをやっていて…
ある時、その幼馴染みに心配ごとがあって、自分ちのcafeの店内でカシスさんに相談しているシーンから、その夢は始まりました



そこにたまたま私がおじゃまして、カシスさんに気づき仲間入りしたという、わけのわからない設定(笑)



でね、お話のなかで幼馴染みがカシスさんのことを『もっちゃん』って呼んでるんです
もしかして元子のもっちゃん??
カシスさんの本名を知らない私…
でも、元子じゃないにしても本当にもっちゃんだったら…
恐すぎますよねsweat*
(カシさん、勝手にお名前出しちゃってゴメンネ汗)



ここ数ヶ月の間、ブロ友さんが出演されるやたらリアルな夢をよく見るんですよね…
カシスさん以外にも、数人の方に夢の中でお会いしました
どなたのお顔も知らないというのに…



なんだかまたひとりごとの方が長くなりそうなので、このへんでガーン



『アンという名の少女』
毎回ドキドキですよねウキャー!
原作にはないエピソードの連続…
なので『赤毛のアン』の物語は横においといて、とびきり素敵なアンという名の少女に会いたいから、これからもずっと楽しみに観つづけたいと思います音符



のぞいてくださってありがとうございますWハート 



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