こんばんは。
「言葉×香りのアロマセラピー」
アロマ書房の本多貴子です。
先日、定期的に開催しているアロマセラピスト仲間との勉強会でシダーウッド
について考察を深めました。
©evergreen therapy2014 (転載禁止)
こちらはイギリスの王立植物園Kew Gradensのシダーウッド。
2014年に仲間のひとりが訪れた際の写真をお借りしました。
小さく映っている彼女の姿から木の大きさが伝わりますでしょうか
どっしりとした幹。
天高くのびる姿。
シダーウッド精油の働きそのままに、安定感や軸のぶれなさを
伝えてくれます。
思えば、木々とは、虫や鳥、動物や人間たちを育み守る存在です。
果実で養い、雨や日差しから守り、巣という居場所を提供する。
それは、究極の「与える」あり方。
人が心をよせ、畏怖を感じ、拠りどころとする理由がよくわかります。
コロナ禍で世界が大きく変わり、心もとない気持ちで日々を送っていた時、
誰かが見ていてもいなくても、芽ぶき、花を咲かせ、実をつける。
どんな時も変わらぬリズムを刻む植物たちに安らぎを覚えました。
今夏観にいった展覧会『植物と歩く』の図録には、
「土は枯れて朽ちた植物とあるとともに、地中で芽吹くのを待つ種も内包する
循環する時間のなかにある」というようなことが書かれていました。
大きなサイクルのなかに身をおくこと、流れに身をまかせることの
意味を植物たちが教えてくれているのかもしれません。
そういった学びの気持ちを私たちが持てたらいいなと思います。
そのきっかけとしてアロマセラピーがそばにあり、
そこから広がるゆたかな世界を知っていただきたい
そんな気持ちで日々お伝えしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
来週は、
アロマスクール&サロンRózsafa~ロージャファ~
香り療法士 武藤久美さんの担当です。
引き続き魔女ラボブログをどうぞよろしくお願いいたします。