こんにちは。
魔女ラボブログにご訪問ありがとうございます。
今週の魔女ラボブログの担当は、
東京北区のアロマテラピーサロン・スクール アロマベーネ 川瀬がつとめます。
今日は、においをあらわす言葉について注目してみたいと思います。
「におい」には、 赤などのあざやかな色彩が美しく映えること という意味もあるようです。
嗅覚については、「におい」と仮名で書けばよいにおい・不快なにおいの両方を含みますが、漢字で「匂い」はよいにおい、同じ音で「臭い」と書くと”不快なにおい”のことで、「クサイ」とも読めます。
また、カタカナで「ニオイ」と書いた場合も不快なにおいのほうになるのですね。
特によい匂いのことは、「香り」と表し、上等で高貴な感じがします。
そして、「薫り」は、実際のにおいのことではなくて、「風薫る五月」にように比喩、抽象的意味として使われるときの漢字になります。
馨は、すんだかおり。また、かおりが遠くまでただようさま。
芳香:かぐわしい香り
馥郁(ふくいく):よい香りがただよっているさま
芳醇:香りが高く、味もコクがありすばらしいこと。
「香」の文字を含む熟語は数多くあり、先祖たちが香りを大切にしてきたことがわかります。
一方、臭いのほうは、嗅覚の性質からくる使い方が多くあります。
嗅覚の役割のうち大切なのが、対象に触れずに安全であるか確認することです。
あいつはにおう、くさい。
犯罪のにおい。
うさんくさい。
嘘くさい。
のように確証はないが、疑わしい、よくない気配がする、の意味で使われます。
うそかまことか嗅ぎ分ける。
あいつは鼻がきく。
のように、嗅覚に真実をつきとめる力があると考えている使い方もあります。
においを表す言葉をみると、においの本質が分かる気がします。