W220の最終モデル”メルセデスベンツS600ロング”です。
なんとこの車輌、初度登録H18年11月なんです。
H17年10月にはW221の現行Sクラスがデビューして
おりますので、ほんとの最後のS600ロングという事であります。
当時の新車価格は1659万円!
S55 AMGが5,5L V8スーパーチャージャー
でなんと同馬力。
ついでに申し上げれば、S65 AMGが6L
V12ツインターボで612馬力。
前にもお話しましたが、私のベンツに関する加給機の好みは、
あくまでターボ。
この500馬力という数字を良い意味で裏切ってくれる、
とても滑らかで優雅で静かなエンジン。
ターボが付いているのをどこにも感じさせません。
ベンツのターボはほんとに見事の一言です。
反対にスーパーチャージャー、ほんとに好きになれません。
昔のドッカンターボみたいに感じるし、AMGは別ですが
SLKやCクラスみたいな通常グレードに持ってくると、
ブレーキとのバランスが取れていないようにも感じて
しまうのです。
出足のタイムラグ等、乗っていて疲れてしまう感まであります。
やっぱりベンツは、NAかターボでしょう!っという結論なんです。
現在の中古車相場(最終S600ロングはまず出
てきませんが)からするとこれほどお買い得感のある
車輌は、他には無いのでしょうか?
W140、W221は大きすぎるとお考えの方、是非後期
モデルのW220をお勧めします。
良くあるエアサスの故障は、ディーラーで修理すると相変
わらずですが、民間でやると、かなり修理金額も違うようです。
とはいえ、後期モデルのW220では今のところ前期のような
頻繁な例はあまりありませんが・・。
私、今このW220を改めて見ると、昔のW126、とくに
560SELを思い出します。
バブル絶頂期の名作中の名作と私は今でも思っている
車輌なんですが。
サイズ、フォルム等、なにかW126の新化版がW220
なのでは?と思えてしかたないのです。
逆にW140の新化版がW221なのかな?とも思えたりして。
ベンツは皆様もご存知の通り、どのモデルも、最終モデル
が一番出来が良いのは確かです。
W221ももうすぐ末期。
どんなになるのか楽しみですね。