昨日は当社の定休日でしたので、広尾の山種美術館に
”ボストン美術館 浮世絵 名品展”なるものを見に行って
きました。
私、物心がついてから浮世絵を見たのは多分初めてです。
清長、歌麿、写楽、どれもとても感心させられる技量の
版画であります。
平日だというのに会場内はかなりの人混み。
土日、祭日だったら、入場制限とかが間違い無くかかるだ
ろう感じでした。
1番最初は清長から始まり、次は歌麿。
じっくり、最初から解説付で見ると解りやすいのですが、
清長、歌麿ともに悪くも無いし、逆に凄いなとも思いま
すが、、3番目にでてくる”写楽”はやはり素人目にも
圧倒的です。
解説でも、”当時、彗星の如く現れ、たった10ヵ月という
短い期間で、人々に衝撃を齎した。”という風なものが
ありましたが、それもこの人の版画を見ると一目瞭然。
だろう作品。広告に出てました。
写楽の作品は他の作者の浮世絵とは全然違います。
江戸時代に彗星の如く現れ、人々を魅了したという
のには、ほんとに納得させられます。
来月の”写楽展”の前に、私としては、本人がどれだけ
凄いのかよく解りませんでしたから、私の中では写楽
以上に浮世絵では有名な”歌麿”との比較もしたかった
ので、今回の展示会に足を運んだのです。
一つ思った事。
なぜこれだけ海外に行ってしまっているのか?
という矛盾。
これはやはり日本で保管し所有するべき物
ではないかと。
”国宝”でしょう。
と単純に思うのであります。
この清長、歌麿、写楽の浮世絵三大巨匠の中でも、
写楽だけは飛びぬけている事が解りましたから、
来月開催の”写楽展”、とても楽しみになってきました。
ただ、昨日の平日のあの内容の展示会であの人混み
ですから、写楽展の状況はなんとなく目に浮かびます。
皆さんも是非本物をご覧になってみて下さい。