ご存知、当社が得意とする高年式のSABBの9-3について今日はお話します。
写真は現行モデルの最後の2WDモデルである2009yAeroスポーツワゴン。
エンジンはツインスクロールターボチャージャーの255PS、燃費は8,8。
RS6のような過激さはありませんが、とても軽快なバランスの良い2,8Lです。
疲れない、飽きない、長く乗ってこそ良さの解る感のある車輌だと思っています。
SAAB9-3シリーズは、900からまず1998y1月に、マイナーチェンジという名目で1100箇所以上の大幅な改良とともに、9-3というネームに変えました。
そして現行モデルの一つ前が、2003y1月にデビュー。
その後2005y11月には新たなグレード”ヴェクター”が登場。
そしてAeroが2000ccから2800ccにUP。
ラインナップは、(セダン)
① リニア 2,0L 150PS 燃費 9,1 新車当時価格 373万円
② アーク 2,0L 175PS 燃費 9,6 新車当時価格 428万円
③ ヴェクター 2,0L 209PS 燃費 9,3 新車当時価格 468万円
④ エアロ 2,8L 250PS 燃費 8,4 新車当時価格 494万円
という4種のエンジンラインナップでした。
とくに、”ヴェクター”は、エアロ同様の高圧ターボを使い、パドルシフト、スポーツ
シート等、過去のエアロモデルと同様のパワーを持ち、逆にエアロはV6の2800ccにここでスイッチされます。
今、当社にありますヴェクター、ようは元々の”エアロ”だったという意味合いです。
そう考えますと、スポーツシートやらパドルシフトやらのエアロモデル同等の装備が
納得できます。
この形の最終系、2007yアーク。
これはなんと、2006yで無くなりました”ヴェクター”の209PSを受け継ぎました。
毎年改良を重ね、熟成が進んだので、通常装備に高圧ターボEGをという事に
なったのでしょう。
2008y最終モデルのAero。現行モデルのー5PSである、2800ccの250PS。
フロントバンパーにサイドマーカーが付くのが最終モデルの得調です。
2007y以降最終までのラインナップ(セダン)は
① リニア 2,0L 150PS 燃費 10,1新車当時価格 355万円
② アーク 2,0L 209PS 燃費 9,3 新車当時価格 410万円
③ エアロ 2,8L 250PS 燃費 9,0 新車当時価格 519万円
という3種のエンジンラインナップでした。
これほど、中古車になるとお買い得感のある車種は他にあるでしょうか?
それでいて、故障の少なさ、維持のし易さは輸入車の中でトップレベルです。
9-3の場合このように、年式によりそれぞれの面白さがあります。
中古車の場合、ご予算や楽しみ方によって、各グレードをチョイスされる事を
お勧めします。
私個人的な意見としては、このモデル、ベンツやBMW、アウディのように年式や
グレードによって中古車相場がそこまでは大きく変わりませんので、(※勿論程度で
の値段差はあります)どうせ同じ御値段を出すのであれば、なるべく上のグレード
をお勧めいたします。