CM大往生 -7ページ目

サムライモノトーン

2001年カンヌ広告祭の電通ブース用の電通の平面広告。

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映画のスチールをそのまま使ったとのこと。

同じ年のコムサデモードの平面広告。

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伊藤大輔の映画「御誂次郎吉格子 」に出てきそうな恰好いい瓦屋根です。
アートディレクターは 制作当時博報堂、現在は蛍光TOKYOの手島領さん。
大豆のチカラ OCN光体操 など手がけて居るかと。

日本の様式は 弱いコントラスト(例えば よしず越しの光や 提灯の揺らぐ
明かり、上の電通に見られるような壁のシミ)が 馴染み易いように想いますが
このコムサデモードは 逆に強いコントラストです。 
それによって 瓦がしっかりと広告主のトーンにたどり着いて居ます。瓦なのに。

完成度とアウトロー

一分の隙もみせない 完成度の高さ。

kowa01  kowa02  
 興和 新ウナコーワクール「もろこしヘッド」  

   「もろこし体操」
  ♪虫さされた手にもろこし 虫さされた脚にもろこし  
    かゆいところにもろこしもろこし
   「気持ちい~い」

唄 踊り なんだかよくわからないセット へんてこなキャラクター
15秒を過不足なく使いこなすコマ割り 「気持ちい~い」の気持ちよさ。

完璧なCMです。


なにより素晴らしいのが 名前はもちろん大人だか子供だかも定かでない
主役の女性。
古色蒼然のだいだい色の衣装・カチューシャ・リストバンドが
似合って居る。


この広告主は バンテリンはじめ ねらいなんだか 外して居るんだか
さっぱり読めないトコロですが このモロコシ体操には 明後日の地平線に
向かう
抜けるような創造性を感じます。
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広告主は視聴者からのクレームを気にして 撮影前・撮影後を問わず
想わぬ変更を求めてきます。

商品を手にした子供が 嬉しいあまり 走り出すシーンを撮る→
「転びそう・危ない かも」→「使ってもいいけど短めに」 こんな感じで。

ちょっと違いますが トヨタは一時期 CMでは公道以外を走らせては
いけなかったハズです。環境への配慮で。最近はNOAHが土の上を
走って居ますが。

さて。 山崎パンランチパック のCM。

  yama01  yama02
             「ケータイするランチ」

車内で喰う。階段から飛び降りる。やりたい放題です。
これは一応「お手軽」感の表現だと想いますが お行儀・道徳・公共性からは 
ソレて居ますね。こういう常識の線を越えてしまう程 手軽でおまけに旨い 
と云う
企画意図でしょうかね。 と云うコトでユルしてあげましょう。

毛先の痛みは生活の乱れ

「痛んだ髪の頃の私」と「きれいな髪の私」の邂逅 このフレームと
YUKIの音楽のシリーズ 花王 エッセンシャル

現在オンエア中のは 「プライド依存」篇だそうで

ecen  ecen02
     やさぐれて居た私      を眺める清らかな心の私

↑の「痛んだ髪の頃の私」。

平山

ばんばひろふみの 奥さんだった 歌手の平山みきに似ていまね。 
ヘア&メイクさんもなかなかいい仕事をして居ます。
(まったく旬でもないこのCMを 今頃 取り上げるのは 誰に似ているのか なかなか
 名前が出ずに居たのが 今日 解決したからです)


花王のサイトによると 「乱れた巻き髪はその心を映しだしているかのように
毛先が痛んでいる」とのコト。

服装の乱れは生活の乱れ」チックな生活指導みたいな企画。結構斬新。

ふたり組写真集2冊

堀北真希黒木メイサ。 共演の映画が公開される関係で ふたりが表紙の
雑誌が複数書店に並んで居ますね。オーディション雑誌にテレビ番組雑誌に
男子衣類誌に映画雑誌にと。

invi boon

今週の「東京ウォーカー」もこのふたり。(一方で競合誌の「東京一週間」は

黒木メイサ。両方に出て大丈夫なものか)
上の「BOON」にせよ「東京ウォーカー」「東京一週間」にせよ 黒木メイサは
淡い色が似合いまへん。季節柄 この手の衣装は 仕方がないですが。

ふたりの写真集もあります。

missmatch―堀北真希×黒木メイサ
撮影が篠山紀信。篠山紀信は無機質に撮りますから 黒木メイサが
セルロイドみたいで かわいそう。

それともう一冊。
宮崎あおいちゃんとその兄の写真集「たりないピース」。

ふたりしてインドを旅し カースト制の最下層と接すると云う企画もの。
(宮崎あおいちゃんの撮影&文章も有り。)

宮崎 あおい, 宮崎 将, 2025プロジェクト
宮崎あおい&宮崎将 たりないピース

グローバリズム
(大資本と安い労働力とオープンな市場が結びつくコトによる
効率化と云ったトコロか?)の流れで注目のインドですが 
その観点からすると
最下層は安い労働力の供給源に過ぎません。宗教上の理由でそれが固定化されると
云うのは 資本サイドにすれば これ程 有りがたいものはなかろうと想います。

それに相対する概念のフェアトレード(資本のダンピングを抜きにした価格でもって
商品取引を行い 貧しい層に労働に見合った対価を得てもらおうと云うコト?マルクスの
労働価値説みたいですね)、こちらからも世界を見てみようと
云う趣旨・企画かと想います。

通常は需給のバランスでもって「フェア」が決まりますが(これこそグローバリズムの
神髄ですが)、それによって圧迫される人々がないようにとの謂いの「フェア」でしょう。
ふたつの「フェア」を考えることはコトは有益かと想います。
(このようなココロザシ抜きにしても ふたりのいい表情が見られる写真集です)

インドの最下層と云いますと かつては山際素男の「不可触民」が定番でしたが
図書委員の生徒さんは こっちも購いましょうね。

【追記】 堀北さんのサイトを見ると 堀北・黒木メイサの表紙雑誌は6月以降
10誌以上あるのですね。こわいこわい。

ワールドカップ開幕記念更新

FIFAが世界各国14人のアーティストに依頼して作成したグラフィックの一枚。

worldcup  

天明屋尚
氏が手がけたものです。恰好いいですね。

続いてオンエア中の パナソニック「VIERA」の小雪さんのCM。
koyuki02  koyuki01  

天明屋尚さんの作品と同じ方向性から 日本画をモチーフとしてサッカーに
絡めた企画ですが お誂え向きな印象は否めません。

この手のものでは トヨタの「クルーガー」が安藤広重俵屋宗達
画に入り込むものがありました。(2001-2002年)

クルーガー  クルーガー02  

これは傑作CMです。海外のCMコンペでも なにかしら受賞したと記憶します。

【追記】
「VIELA」の競合商品・シャープ「AQUOS」。こちらはこちらで吉永小百合ちゃんが
ゴッホの「夜のカフェテラス」に入り込んで居ますね。サッカーは絡みませんが。

Eric Augier & Olivier Lipski

オンエア中の サンスター のCM。

san03  san02  san01  

この 気の利いた CGのトーン。
巴里の CGプロダクション・PLEIXのEric Augier & Olivier Lipski 
トーンぽくて好きです。(彼らに発注したかは不明)

そのふたりのCGサンプルは下の通り。

003  001  000  

これ(Beauty Kit「Bleip」)や

pv01  pv  pv03  

これ(PLAID「ITSU」)。

とりわけ後者は 私のお気に入りの一本です。

ムービーはDesrt Roseさま のブログよりご覧いただけます。
(勝手にリンクして済みません)

彼らはわが国の文化庁メディア芸術祭でも二度に渡り受賞。
平成十三年度http://plaza.bunka.go.jp/festival/backnumber/13/sakuhin/beauty_kity.html  
平成十五年度http://plaza.bunka.go.jp/festival/backnumber/15/sakuhin/e-baby.html  

こういう平面の見せ方は面白く 好きです。
パワーポイントの程度に慣れた一般的な日本人会社員あいての プレゼンに如何でしょう?

あれやこれや

5/1の日経MJ2面を見ますと プレーンヨーグルトのシェアでは
明治乳業「ブルガリア」が飛び抜けて1位。相当差がついた2位に
森永乳業の「ビヒダス」。さらに遅れてメグミルクの「ナチュレ 恵」。

めぐ     めぐ  
その3位の「ナチュレ 恵 」のCM。

「青」「ブルガリア」を記号とする明治ブルガリアに
対抗すべく、
こちらは「和」を 「黒髪」「明朝体」「礼」でもって。


……って これによく似た外車のCMがありましたが ……それはさておき

抜けの白が抜けきっていなくて 灰色なんですが。
食品のCM(まして真っ白なヨーグルト)のCMとしては失敗ですかね。
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ミツカン 。深夜帰宅した会社員・唐沢寿明が家族の寝静まった食卓で
味ポンをかつをのたたきにかけて食す。寝ていた子供達・奥さんも
起きてきて ささやかな家族団欒。

みつかん  

この奥さんの カーディガンの羽織り方はじめ諸々の たたずまいが
「病気がちな妻」に見えてしまう。 
嗚呼 深い事情を抱えた家族だったのね…と。 
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木梨憲武の のんびりシズルが ほとばしる

サッポロ ドラフトワン

木梨  

村上春樹ならば 「スミソニアン博物館に展示されたような『のんびり』」と
比喩りそうなくらいの のんびりが漂ってきます。
「上手い歳のとり方」と云う物言いがありますが 「上手い仕事の減らし方」を
した成果なのでしょう。 

そうそう。
こういう春らしいCM 撮影が2月3月のため 海外ロケと成りましょうか。
「草むらで唄って居るだけだから安上がりだよね」 と広告主・代理店の
合点がいってしまうと あとで面倒になるパターンです。

地底人と北京原人

木村拓哉出演の 富士通FMVのCM 地デジに
ひっかけて
 地底人が出るものがオンエア中です。

そのFMV 只今かのようなクイズのキャンペーンを
やって居ります。

FMV  
TVCMでおなじみの 地底人の正体は誰?

嗚呼嗚呼嗚呼。
これで想いだすのが 「
北京原人who are you?」。
公開前には 「北京原人の正体は?」 と煽りまして 
「イニシャルが重なる」との
ヒントもあって 丹波哲郎説 が
有力でしたが タンバはタンバで
ふつうに出演していました。
でもって 正解は本田博太郎で ド・シラケ。


でもって 「北京原人」は興行的に大ハズレで終わりまして
日本最大のCM制作会社・東北新社を揺るがせました。

ちなみに このFMVのCMも 奇しくも東北新社が制作。 
因縁深いですねえ。 

北京原人who are you?」公開時の熱気を知りたい方は
みうらじゅんさんの「ザ・スライドショーVOL.3」がお勧めです。
東映
北京原人 Who are you?


ザ・スライドショー 3

加速する童貞

トヨタ マークXのCM。 運転中 助手席の井上訓子に
その気にされて 佐藤浩市がアクセルを踏み込む。

このフレームの第3弾がオンエア中です。

まーくx
       「うひょー」

感情をスピードで表現する  これは童貞マインドの証ですね。
(防波堤を走る「せかちゅう」しかり 自転車で激走の「4TEEN」しかり)
部長にも成っても 童貞ぽいがゆえに 佐藤部長は モテるんですね。

ちなみに女の子の場合は うれしはずかしいと走ります。
たとえば 同じくトヨタグループの デンソーCM

でんそー  
     「うひょー」

さいきんの一枚

4/2(日)の日刊スポーツ。
カンニング竹山のインタビュー記事に添えられた一枚。

takeyama
(日刊スポーツ下田雄一氏撮影をmajomajo氏が激写)

「1人じゃ~」と文字が載るのが無粋ですが
(媒体がスポーツ紙だから これでも控えめな方ですかね)
ワンショットに様々な要素が盛り込まれて いい写真ですね。