グレートコンジャンクション2020，土から風への移行とこれからの社会
前回のグレートコンジャンクションから２０年たつと、私たちの社会は新しい価値基準を掲げるようになります。
グレートコンジャンクションはまさに、旧社会体制と新社会体制の入れ替わりのタイミングになります。
現代社会の掲げるスローガンは牡牛座２３度「宝石店」から
水瓶座１度「古いレンガ作りの伝道所」へと刷新されていきます。
・価値の基準が物から情報へとシフトする
２０００年のグレートコンジャンクションは土のサインおうし座で起きました。
これは物質的なものに価値や基準を求める社会構造を表していると考えます。
２１日のグレートコンジャンクションでは物質に価値をゆだねる社会から脱却し、
情報や知識に対する価値を重んじる社会へと変遷していくことを表しています。
一部ではすでにその動きが現れていて、ミニマリストブームや断捨離ブームが起きています。
一人でキャンプを楽しむソロキャンプや、焚火のブームも物質社会から解放され自由を求める、みずがめ座心理の働きが大きいと考えます。
無意識に私たちは家や不動産などの所有物、家族や仲間、社会のルールなどに様々なしがらみに縛られることに違和感を感じ始めているのでしょう。
・物があれば幸せなのか？
２０００年以降豪華な品物を富裕層に販売するビジネスが多く台頭しました。
この２０年で貧富の格差がますます広がりました。
人類の１パーセントほどの富裕層が世界の資産の半分以上を保有しているというニュースは衝撃的でした。
https://www.huffingtonpost.jp/2015/01/19/richest-1-percent-to-own-more-than-half-_n_6504158.html
２１日のグレートコンジャンクションによって社会のテーマが刷新されることによって、時代の価値観が物からデータ・情報へとシフトチェンジをしていきます。
物質的な豊かさを突き詰めた２０年の後で起きる、情報化社会への移行は物よりも情報に価値が生まれる時代の幕開けになります。
同じタイプのPCやスマホでもデータの保有量や、データを処理する機能の優劣に価値が発生します。
・”データを扱う権利”にお金が発生する風の時代
すべての産業はPCなどの機材を使いプログラムを作り、情報のやり取りを行っているのでクラウドサービスは重要です。
グーグルはデータ量が制限なしだったグールフォトのサービスを廃止します。
電子機器を扱うメーカーは時代の変化に鼻が利くので、写真のデータサービスがお金になると踏んだのでしょう。
スマホなどでたくさん動画を見たり、音楽を聴く人はダウンロードやデータ通信のためにその使用料を支払うことになっています。
扱う情報が多ければ多いほど多くの支払いを求められます。
ビジネスや生活に必要なアプリやサポートツールは買い切り型ではなくサブスクリプション型に移行して、データの使用量に応じた支払いが月ごとに発生するように変化してきているのもみずがめ座のグレートコンジャンクション的な出来事だと思います。
今回起きるグレートコンジャンクションでは物よりも情報に価値が移行していきます。
スマホやPCを持っていてもインターネットに接続しなければ、ただの”モノ”情報の使用量を払わなければ物を有効活用できない時代になっていくのかもしれません。
車や冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの家電はどれもスマートフォンと連動しています。
こういった便利なネットワークを扱えないとちょっと不便、ちょっと損した気分になってしまうかもしれません。
物さえあれば大丈夫だった時代から、物を使用するための”情報ネットワーク”が必要な時代へと変化していくのでしょう。