のらねこ物語 ~ なんだか淋しいのです ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

《ビキニ》がまじょねこたちに日記の言い方を教えています

それだから今日は魔女が日記を書きます

 

 

今日も忙しく、まじょねこ軍団はもとより、《もりだくさん》にも淋しい思いをさせてしまった

 

公園から帰ったのが13時

《つんでれ》が大好きだった場所で穴掘ってて遅くなっちゃった

いまだに爪の間に入った土が取れない

 

 

《つんでれ》はよくここから遠くを眺めてたんだ

 

 

 

 

たくさんの猫さんたちの面倒を見ているから、心配事のない日は先ずない

 

夜ののらさんご飯の時に待っているいる黒猫さんがこのところいなくなって

そうしたら黒猫さんの母親も見かけなくなって心配していた

 

先日、黒猫さんがあるお宅の縁側のクッションで寛いでいたとの情報がもたらされ

母親の三毛さんもいつもの場所に姿を現わしてくれ、安堵した

 

この付近一帯にいる子たちは前に書いたおじいさんがお世話をしていた子たちだ

おじいさんが施設に入られ、十数名の猫たちは戸惑いながら散って行った

 

この近くには異常な猫嫌いが住んでいて

おじいさんも何度も文句を言われ、嫌がらせを受けていた

 

なので深夜に食事を持って行く

結局なんだかんだ辛く当たられるのは猫たちだから

 

 

《たぬたぬ》と《じゃじゃ丸》が頻尿から回復し

《つんでれ》のことは・・ 辛いけど 諦めるしかなく

《もりだくさん》が元気を取り戻して少しは心が軽くなるかと思ったら

 

今度は《おひとりさま》が不調

口を痛がって涎を垂らし、何も食べない

 

 

 

 

それで昨日はエナジーちゅ~るを何とか3本食べさせた

 

だけど今日はそれを1本も食べられず

それでバッグの中から《ぼっさ》に会った時のために持っている『無一物』を取り出して祈る気持ちで与えたら

食べた・・

少しずつだけど、何とか1パウチ食べてくれた

 

 

 

明日は何を食べさせよう

何だったら食べるかな

そればかりを考える

 

 

《ぼっさ》との約束の場所に・・ 《ぼっさ》はいまだ現れない

 

 

待ち合わせの場所

あの奥の草のトンネルから出てくるはずなんだ

 

 

 

そして《ぶす》のこと

1年前の今頃は公園で好き勝手にやっていた

《ぶす》のおかげで毎日が面白かった

 

 

 

 

 

それがある日突然公園を出て、近くの駐車場でゆみこさんが姿を見たのを最後に姿を消した

 

《ぶす》は歳を取ってはいたけれど、決して弱ってはいなかった

食欲もあったし、健康であったと思う

 

《ぶす》は2022~2023年の冬はけもの道辺りにいて、《せてぃお》や《しろ》を追い掛け回し、襲っていた

そしてその冬の終わりに公園に姿を現わし、秋まで居ついた

 

私は《ぶす》とも長い付き合いだ

このことは以前にも書いたが

2022年の前までの冬の間は一切姿を見ていない

春になると姿を現わす子

 

冬の間1度も姿を見ないということは

その間、どこかの家にいたということだと考えられる

 

自由な子だから、陽気が良くなると外に出たがって、冬まで家に戻らない

いや、たまに数日いないことがあったから戻ってはいるのか・・

 

真相はわからないけれど

それまで《ぶす》がどこかの家で世話になっている(いた)ことだけは確かで

そこで去勢もされたと思われる

 

だから《ぶす》の場合は《ぼっさ》とは違う気がするんだ

 

逢いたいね

《ぶす》に

《ぼっさ》に

 

 

 

公園は長老組がいなくなってめっきり淋しくなった

 

ボスとなったはずの《あざみ》は放浪癖が身について

現在はあんずママの家の庭で寝ていたりする

 

《きらん》と《むさし》は公園横のむさしママのお宅の庭で面倒をみてもらっている

 

今年1月、いきなりやって来た見知らぬ雄猫に怯えた《くろす》は

現在《まつこ》と共に公園近くの魔女の知り合いの家の庭で物置に出入りしながらご飯を貰って暮らしている

 

いつも父親の《ひょうた》と一緒だった《ジリ》は

公園奥に見知らぬ雄猫がやってきたことで逃げ出し、いまだに帰って来ない

 

蚊のアレルギーが酷い《かぎすけ》は蚊の多い公園におられず

住宅地に降りてしげみママのお世話になっている

 

私が食べさせる猫たちはこうして多少減ってしまったけれど

《きらん》も《むさし》、そして《くろす》や《まつこ》たち、そして冬場限定の《かぎすけ》は

私の行く時間にはいつもの場所にやって来てくれる

 

4年前、けもの道を出てここに辿り着いた《かーら》の子どもも今は公園で寛いでいる

 

 

私が去勢、避妊をしてしまったからもう公園で仔猫の姿を見ることのなくなった

のらさんが増えてもみんな苦労をするだろうけれど

 

みなが一代限りの命となり

もう増えることもなく

ただ減って行くばかりが悲しくて淋しくて

 

面倒を見る長寿猫が今は《もりだくさん》ひとりになってしまい・・

魔女は複雑です

 

 

 

思うのです

 

私の仲間ののらねこ軍団たち

そのひとりひとりがここで魔女がこれまで書いてきたように

その猫生において、たくさんのドラマがあるし、ありました

 

ならば外で生きる世界中の猫も動物たちも

誰もが生まれて、生き続ける暮らしの中

人が知らないドラマを持っていて

彼らには人間が生きることの比ではないほどの過酷な物語があるに違いなく

 

きっとそれはただただ必死で今日を生き、懸命に明日を生き抜く日々を

それでも彼らは無垢で純真で一途な心を持ち続け

 

自分に死が与えられるまで

どんなに辛くても黙して生きる

 

強く尊い精神の持ち主だから

 

 

1人でも多くの人間が

自分の身近にいる生きものに思いやりを持って接してくれれば

良い世の中になるのにな